高気密高断熱ってどうすればわかるのでしょうか?
指標となるQ値・UA値・C値という性能値があり、いずれも小さいほうが性能高くなります。
その為、建築会社は数値の小ささを競い合っています。
これから良い家を建てる際に避けて通れない数値ですので、お話いたします。
S55年 | H4年 | H11年 | H25年 | |
省エネ法 | 旧省エネ | 新省エネ | 次世代省エネ | |
性能表示 | 等級2 | 等級3 | 等級4 | 等級5(低炭素) 等級4(H25年) |
外皮 | Q値 5.2以下 |
4.2以下 |
2.7以下 |
UA値 0.87以下 |
設備 | ー | ー | ー | 一次エネルギー消費量 |
家の断熱性能を計る数値 以前の次世代省エネルギー基準の値 。
昔、展示場ではこの値流行りました。
床面積で計算の為、平屋でも2階建でも同じ値となります。
<計算式>
熱の逃げる量の合計(W/K) ÷ 建物の延床面積(㎡)=(W/㎡K)
(説明)
最近ではこの数値あまり重要とされていません。
給付金は持ち分割合により決定されるので、上記書類は住宅取得者全員分が必要となります。
家の断熱性能を計る数値 平成25年の基準改正による数値 。
外皮計算を敬遠する会社多いです。
窓の性能が大きく関係します。
<計算式>
建物が損失する熱量(W/K) ÷ 外皮面積(㎡)=(W/㎡K)
外皮面積 屋根(天井)+外壁+床面積+開口+基礎立上+土間床
(説明)
高度省エネ住宅、低炭素住宅、長期優良申住宅の申請等に利用 。
詳細計算と簡易計算があり、詳細のほうが良い値が出やすい。
開口部の性能値はかなり重要となります。
H25年以降の次世代省エネ基準 | ||
1地域 | 主に北海道 | 0.46 |
2地域 | 主に北海道、青森、岩手 | 0.46 |
3地域 | 主に青森、岩手、秋田 | 0.56 |
4地域 | 主に栃木、新潟、長野 | 0.75 |
5地域 | 首都圏、一般地(福井) | 0.87 |
6地域 | 首都圏、一般地(福井) | 0.87 |
7地域 | 主に九州 | 0.87 |
8地域 | 主に沖縄 | ー |
家の気密性能を計る数値 気密測定にて調べる事が出来ます。
現在、次世代省エネルギー基準から撤廃されております。
<計算式>
家全体にある隙間面積(㎠) ÷ 建物の延床面積(㎡)=(㎠/㎡)
(説明)
気密測定をしている会社は少なく、大手も敬遠する傾向がある。
気密工事は現場での精度が求められる。
H11年基準の次世代省エネ基準 | ||
相当隙間面積 | 延床40坪の隙間 | |
一般的な住宅 | 10 ㎠/㎡ | 一辺36cm正方形 |
次世代Ⅲ以南 | 5 ㎠/㎡ | 一辺26cm正方形 |
世代Ⅱ以北 | 2 ㎠/㎡ | 一辺16cm正方形 |