11月3日桁上断熱の家の建て方を行いました。
認定低炭素住宅ですが、最近では珍しく直焚き浴槽を採用した住まいです。
弊社としては気密化対策として初めて桁上断熱工法を採用しました。
晴天に恵まれ、まことに順調な建て方でした。
桁上断熱について
桁上断熱は桁上に合板を施工し断熱・気密部を天井部と分離させる工法です
一般的には在来工法の天井裏は通気すべき空間ですが内部間仕切り壁の上部が煙突状になり
桁、小屋梁廻りの隙間を塞ぐために丁寧な気流止めを行う必要があります。
桁上断熱では気密ラインが確実に分離されるため、
電気配線等の貫通部の補修の必要が少なくなります
ダウンライトを多用する傾向の高い弊社の施工にはもってこいの工法です。
熱橋(断熱材以外の熱を伝える部分)も小屋束だけになり極めて少ないものとなります。
副次的なメリットとしては桁上に合板を施工する為、足場ができ安全で作業効率が良くなります。
また、小屋組みに合板を貼り水平剛性が高くなります。
合板施工後に気密シートを施工し束廻りを気密テープで塞ぎ、
束にはカスガイを使えないのでタイトコーナー金物を施工します。
これは建て方中とは思えない地味な作業です。私もお手伝いしました。
しかしながら、合板受と合板が追加されるため材積が増しコストアップします。
天候にも大きく左右される工法となりますので、この工法はオプション採用となります。
気になる方は桁上断熱で…とご用命ください。
いつものように、込垂木、、先張り防水シート、下屋のルーフィング立上をチェック
全てのルーフィング(屋根の防水紙)も施工完了です。
下の方で目立ちませんがスムーズな玉掛で作業効率は大きく変わります。
直焚き浴槽については後日説明致します。