吹抜けと大空間リビングの家二カ所の吹抜けによるワンルーム的空間が、家族の距離を近くしました
L・D・Kは幅5.46m×奥行6.37mの大空間です。窓辺のウチでもソトでもない半屋外空間にベンチ・デッキがあります。二カ所の吹抜けによるワンルーム的空間が家族の距離を近くしました。
この住まいの3つの特徴
二カ所の吹抜けが、家族の距離を近くする
リビングと階段、二カ所の吹抜け。ワンルーム的な空間になり、明るさ・冬の日差しの取り込み・風通しが良くなりました。
ウチでもソトでもない、窓辺の居場所
屋根のある天然木ウリンデッキと、室内側の窓際ベンチ。日当たりの良い中間領域が、暮らしの居場所を増やします。
隣に家が建っても、明るい
西東に長い敷地。夏・冬の日照シミュレーションを行い、隣地に建物が建ってもリビングが明るくなるよう吹抜けを提案しました。
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設計コンセプトと敷地の読み方
弊社13棟目の長期優良住宅、吹抜けと大空間リビングのある家です。気密性能を表すC値は0.5、外皮平均熱貫流率UA値0.48、夏の日射取得率ηAC値1.7、冬の日射取得率ηAH値1.7です。ヒート20のG1レベル。南面の窓を大きく取り、冬の日射取得率を高めました。
西東に長い敷地ですので、隣地に建物が建っても日当たりが良くなるようにリビングの吹抜けを提案しました。今回も夏・冬の日照シミュレーションを行っており、隣家が建ってもリビングは明るそうです。
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日射の様子。8月中旬頃のリビングの日差しをシミュレーションしました。
外観
屋根は2寸ガルバリウム鋼板の立平葺き・バータイプ雪止め付。緩い勾配で雪下ろしがしやすいです。外壁はガルバリウム鋼板のロクヤマと杉板鎧張り、角地に映えます。
南西角に天然木ウリンデッキがあり、デッキでくつろぐ人が道路側から見えにくいよう木格子を付けました。地盤面から少し高めのデッキなので、下に冬用タイヤを仕舞うスペースが出来ました。
1階 玄関・土間収納・吹抜階段・水廻り
ポーチは1.5坪、畳3帖分のスペースです。雨が降っていてもカーポートからあまり濡れずに家に入れます。土間収納には奥行の深いハンガーパイプ付きの固定棚や靴収納、可動棚があり、たくさん収納できそうです。
デザイン階段がLDKと一体的になっており、こちらにも東向きの吹抜けがあります。冬には吹抜け上のハイサイド窓から朝日が差し込み家を温めてくれそうですが、夏には日差しが冷房負荷を上げるので、ジャバラ構造のハニカムスクリーンを付けて遮熱できるようにしました。
ホールには小物収納用の物入と、家族の掲示板としての壁面ホーローパネルを設けました。ホーローパネルは一般的なキッチンパネルと異なり、磁石もくっつくので便利です。今回も換気システムにはダクト式3種集中換気のルフロです。
浴室は1.25坪サイズ、壁柄はグラシアノーチェ 新色です。トイレ内部は有効幅約1mで、ペーパー収納として大工加工の棚を付けました。水廻りが集中し、廊下を介せずリビングとつながっていると部屋間の温度差が少なく、ヒートショック予防となります。
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ポーチは1.5坪(畳3帖分)。カーポートからあまり濡れずに入れます。
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土間収納。奥行の深いハンガーパイプ付きの固定棚、靴収納、可動棚があります。
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LDKと一体的なデザイン階段。東向きの吹抜けとハイサイド窓があります。
1階 LDK・デッキ・和室
LDKは幅3間(5.46m)奥行3間半(6.37m)の大空間です。耐震性能を保つための構造柱と筋交を意匠的に利用しました。リビング吹抜けのメリットとしては明るさ・冬の日差しの取り込み・風通しが良くなります。上部の障子を開けておくとリビングから2階の寝室へと風が通り抜けます。
設計において日当たりの良い窓辺の空間(中間領域)は非常に重要です。今回のお宅では、屋根のあるウリンデッキにつながる日当たりの良い窓際にベンチを提案しました。ベンチ下部は引出し収納で、お子様のおもちゃ収納に適しています。室内から段差の少ない天然木ウリンデッキは、比重が高く耐久性が高いのが特徴です。
- ウリンデッキについてはブログで詳しく紹介していますのでご確認ください。
ダイニングテーブルはキッチン横への配膳しやすい配置です。ルーター・Wi-Fi収納をキッチンカウンターに仕込みました。奥様のご要望として、キッチン横の物干しコーナー・食品庫を設けています。
和室はリビング・ホールのどちらからでも入れるように間取りました。南面窓もW2600と大きく、収納も大きいので多用途に使えます。
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LDKは幅5.46m×奥行6.37m。窓際のベンチ下部は引出し収納です。構造柱と筋交を意匠に利用しました。
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和室。リビング・ホールのどちらからでも入れます。南面窓はW2600と大きく取りました。
2階 寝室・子供室
階段を上ったホールから東を見ると吹抜け上のフィックス窓があり、ちょっとした絵画の様に見えます。お向かいに家が建つ事はほとんどなさそうです。ホールに面してトイレと共用納戸があります。
子供室は二室分を一室としてあり、将来、物入を付けて間仕切る事ができます。内開きの障子戸から、リビング上のロールスクリーンの開閉が出来るようにしました。クロゼットを通り寝室に入り、それぞれ引戸があるのでクロゼットが共用使いできます。
吹抜けを介して南側に障子戸があるので、窓は高窓一カ所だけですが日中は明るい空間となりました。暖かい空気が上に上がる性質があるので、障子を開放すると夏は1階から二階へ風が通り抜けます。
窓について
窓は、断熱・日射・通風等、家を設計する際に最も重要です。詳しく説明したコラムがあるので参考にしてください。
建物の性能と仕様
👉 横にスクロールできます| 項目 | この住まいの仕様 | 補足 |
|---|---|---|
| 建物 | 新築注文住宅 | 認定長期優良住宅(あまや製材13棟目) |
| 耐震 | 耐震等級2 | 認定長期優良住宅として取得した等級です |
| 劣化対策 | 等級3 | |
| 省エネ | 等級4(HEAT20 G1レベル) | 認定長期優良住宅として取得した等級です |
| 断熱 | UA値 0.48 W/㎡・K | 外皮平均熱貫流率。数値が小さいほど断熱性能が高い |
| 気密 | C値 0.5 ㎠/㎡ | 相当隙間面積の測定結果。数値が小さいほど気密性が高い |
| 日射 | ηAC値 1.7(夏)/ ηAH値 1.7(冬) | 冷房期・暖房期の日射熱取得率 |
| 屋根材 | ガルバリウム鋼板/タテヒラ葺 | バータイプ雪止付。2寸の緩い勾配で、雪下ろしがしやすい形状です |
| 外壁材1 | ガルバリウム鋼板/ロクヤマ | |
| 外壁材2 | 杉羽目板貼/キシラデコール塗装 | |
| サッシ | エルスターS:樹脂サッシ/ペアガラス(アルゴンLow-E) | |
| LDK | 5.46m × 6.37m(幅3間×奥行3間半) | 構造柱と筋交を意匠的に利用 |
| 換気 | ダクト式3種集中換気(ルフロ) | |
| デッキ | 天然木ウリンデッキ(南西角・屋根付) | 比重が高く耐久性が高い。木格子付。床下は冬用タイヤの置き場に |
| 玄関ポーチ | 1.5坪(畳3帖分) | カーポートからあまり濡れずに入れます |
| 浴室 | 1.25坪サイズ | 壁柄はグラシアノーチェ 新色 |
| 敷地面積 | 81.44坪 | |
| 建築面積 | 27.55坪 | |
| 施工延床面積 | 46.84坪 |
この事例について よくあるご質問
吹抜けをつくると寒くなりませんか?
この住まいは外皮平均熱貫流率UA値0.48(HEAT20 G1レベル)、気密は実測でC値0.5㎠/㎡です。断熱・気密を確保したうえで、南面の窓を大きく取り冬の日射取得率を高めています。吹抜けのメリットは明るさ・冬の日差しの取り込み・風通しです。
リビングの吹抜けは、どんな理由で提案したのですか?
西東に長い敷地のため、隣地に建物が建っても日当たりが良くなるようにリビングの吹抜けを提案しました。夏・冬の日照シミュレーションも行っており、隣家が建ってもリビングは明るい見込みです。
夏に吹抜けから日差しが入りすぎませんか?
階段側の吹抜け上のハイサイド窓には、ジャバラ構造のハニカムスクリーンを付けて遮熱できるようにしました。冬は朝日を取り込み、夏は日差しによる冷房負荷を抑えます。
ウチでもソトでもない空間とは何ですか?
日当たりの良い窓辺の中間領域のことです。この住まいでは屋根のある天然木ウリンデッキと、室内側の窓際ベンチをつなげました。ベンチ下部は引出し収納で、お子様のおもちゃ収納に適しています。
ヒートショックの対策はされていますか?
水廻りを集中させ、廊下を介せずリビングとつながる間取りにしました。部屋間の温度差が少なくなり、ヒートショックの予防になります。
子供部屋は将来間仕切れますか?
子供室は二室分を一室としてあり、将来、物入を付けて間仕切ることができます。クロゼットを通って寝室に入る動線で、それぞれ引戸があるためクロゼットは共用で使えます。