NEW CONSTRUCTION CASE / Vol.14

耐震等級3・高層住宅地に建つ34坪の家「敷地を読む」ことから始めた、実測C値0.1の家

高層住宅地に建つ34坪の家の小上がり和室とダイニング
認定長期優良住宅 Vol.14 実測 C値0.1 耐震等級3 木造2階建て 高層住宅地 2021年完成

西側に三階建てが建つ高層住宅地。「敷地を読む」ことから始めて配棟を決めた34坪の家です。気密は実測でC値0.1㎠/㎡でした。

鉄筋コンクリート造3階建ての解体工事から始まり、耐震等級3・気密性能0.1と、弊社としては初めてづくしのお住まいです。施主様は何度も構造見学で現場の様子を確認され、弊社に決めていただきました。コンパクトで汎用性が高く、メンテナンスに費用の掛かりにくい家です。

気密性能(C値) 0.1㎠/㎡ この住まいで実際に測定した数値です。当社保証値は0.7以下
断熱性能(UA値) 0.51W/㎡・K 数値が小さいほど熱が逃げにくいことを表します
耐震性能 等級3 耐震等級の最高等級です
施工延床面積 33.56坪 敷地67.71坪・建築面積19.19坪

この住まいの3つの特徴

『敷地を読む』ことから始めた配棟

北方向が32.5度傾き、西に三階建てがある敷地。道路側と東側の空地を取りすぎると昼以降の日当たりが悪くなることを、建築前のシミュレーションで確かめてから配棟を決めました。

西の三階建ては、夏には味方になる

悪い事だけではありません。西側に建物があることで、無い場合と比べて夏場の西日の日射取得がかなり抑えられることも、シミュレーションで分かりました。

実測C値0.1、そしてヒートショック対策

弊社としては初めての気密性能0.1。あわせて、部屋間の急激な温度変化を避けるため、LDKと通路を仕切らず広くしました。

動画で見る

サムネイルをタップすると再生します。現地に行かなくても、34坪の間取りや使い勝手を確認いただけます。

ルームツアーの動画サムネイル

ルームツアー

完成した住まいの中をご覧いただけます。

バーチャル見学会の動画サムネイル

バーチャル見学会

2021年8月28日・29日に開催した完成現場見学会の動画です。

敷地を読む(配棟計画)

弊社14棟目の長期優良住宅、耐震等級3・高層住宅地に建つ34坪の家です。気密性能を表すC値は0.1、外皮平均熱貫流率UA値0.51、夏の日射取得率ηAC値2.1、冬の日射取得率ηAH値1.7です。

この計画地の付近には比較的高層の住宅やアパートがあり、敷地に対して北方向が32.5度傾いている為、日照や景観をよくするためには『敷地を読む』作業が重要な現場でした。

一般的な建物の配棟は南側と東側に空地を取りますが、西側の三階建ての位置により、道路側と東側の空地を取りすぎると昼以降の日当たりが非常に悪くなります。ただし、悪い事だけではなく、西側建物があることで、ない場合と比べ、夏場の西日の日射取得がかなり抑えられることが、建築前のシュミレーションでわかります。

このような近隣状況の把握には、直接現場で調べる事はもちろんですが、グーグルマップや法務局調査等、便利な機能をフル活用して行う必要があります。

玄関・シューズクローク

建物前面には下屋があり、夏場の日差し調整が出来るようにしました。玄関前ポーチは余裕を持った広さで杉板で仕上げました。入替タイヤ用棚も天然木で仕上げました。

玄関には小物を飾るニッチと姿見用の鏡を付けました。回遊できるシューズクロークには、靴の収納とコート掛けを準備しました。

ダイニング・和室・キッチン

まずは、ダイニングです。最も日当たりの良い位置に、幅2600・高さ2200の集熱窓を付けました。4.5帖の和室とつながって、扉を開放すると広くて明るい空間です。構造上大きくなった梁は化粧梁として、天井を杉羽目板で仕上げました。和室の段差は35cmで、二カ所に下部収納を付けました。

キッチン前のカウンタースペースは便利で、LANの集中ポイントとして利用できます。勝手口から背面の庭へアクセスしやすくなっています。最近、勝手口の提案は控えていますが、北方向が振っているので、高層住宅地のわりに背面が物干しスペースに最適です。

通路・水廻り

部屋間の急激な温度変化によるヒートショックは怖いので、LDKと通路は仕切らず広くしました。日用品を仕舞うサイドカウンター収納と階段下収納があります。トイレ・洗面・浴室が集中配置しています。浴室は標準的な1坪サイズです。

2階 ホール・寝室・子供室

二階ホールを広くして、室内干しスペースにしました。幅60センチの手洗い洗面を壁に埋め込むように配置しました。サンワカンパニー製です。二階トイレはコンパクト。ルフロの排気グリル、オリフィスもご確認ください。

寝室は7.2帖。南側窓は大きいですが西側は小さくし、クロゼットは3帖でパイプ棚を三方に配置しました。子供室はクロークを含めて6帖ずつで、実際の大きさは5.25帖です。最近、建物の坪数に制限のあるおうちでは3帖の子供室も見かけるようになってきました。

建物の性能と仕様

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項目この住まいの仕様補足
建物新築注文住宅・木造2階建て認定長期優良住宅(あまや製材14棟目)。鉄筋コンクリート造3階建ての解体から着工
耐震耐震等級3耐震等級の最高等級
断熱UA値 0.51 W/㎡・K外皮平均熱貫流率。数値が小さいほど断熱性能が高い
気密C値 0.1 ㎠/㎡相当隙間面積の測定結果。当社の保証値は0.7以下
日射ηAC値 2.1(夏)/ ηAH値 1.7(冬)日射熱取得率
屋根材ガルバリウム鋼板/タテヒラ葺バータイプ雪止付
外壁材1ガルバリウム鋼板/タテヒラ・ロクヤマ
外壁材2杉羽目板貼/キシラデコール塗装
サッシAPW330防火:樹脂サッシ/ペアガラス(アルゴンLow-E)
和室4.5帖・段差35cmの小上がり二カ所に引出しの下部収納。梁は化粧梁、天井は杉羽目板
ダイニング幅2600・高さ2200の集熱窓最も日当たりの良い位置に配置
浴室1坪サイズトイレ・洗面・浴室を集中配置
2階寝室7.2帖+クロゼット3帖/子供室6帖(実質5.25帖)×2二階ホールは室内干しスペース。幅60cmの手洗い洗面付き
敷地面積67.71坪
建築面積19.19坪
施工延床面積33.56坪

工事の記録

時代と共に生活スタイルや求められる性能が変わり、住宅も変わっていきますね。今回のお宅では、解体着手から建て方、気密調査など工程ごとにコラム・記事を作成しています。ご興味のある方は、下記の関連記事からご確認ください。

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この事例について よくあるご質問

まわりに高い建物があると、日当たりは諦めるしかないですか?

いいえ、配棟の工夫で変わります。この敷地は北方向が32.5度傾いており、西側に三階建てがありました。一般的な配棟は南側と東側に空地を取りますが、道路側と東側の空地を取りすぎると昼以降の日当たりが非常に悪くなることが、建築前のシミュレーションで分かりました。逆に西側の建物があることで、夏場の西日の日射取得がかなり抑えられることも分かっています。

近隣の状況はどうやって調べるのですか?

直接現場で調べることはもちろんですが、グーグルマップや法務局調査など、便利な機能をフル活用して行う必要があります。この現場は『敷地を読む』作業が重要でした。

C値0.1とは、どれくらいの気密性能ですか?

C値は相当隙間面積の測定結果で、数値が小さいほど隙間が少ないことを表します。あまや製材はC値0.7㎠/㎡以下を保証していますが、この住まいの実測値は0.1㎠/㎡でした。弊社としては耐震等級3・気密性能0.1と、初めてづくしのお住まいです。

ヒートショックが心配です。間取りで対策できますか?

部屋間の急激な温度変化によるヒートショックは怖いので、この住まいではLDKと通路を仕切らず広くしました。断熱・気密とあわせて、家の中の温度差を小さくする考え方です。

和室の小上がりは使いやすいですか?

この住まいの和室は4.5帖で、段差は35cm。腰掛けやすい高さで、二カ所に下部収納(引出し)を付けました。ダイニングとつながっていて、扉を開放すると広くて明るい空間になります。

同じような家を建てるといくらぐらいかかりますか?

ご予算やご要望、土地の条件によって変わります。あまや製材では資金計画のご相談から承っており、ご相談・お見積りは無料です。お電話・LINE・メールのいずれでもお気軽にご連絡ください。

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