H邸ガレージ兼農作業小屋工事 機能性とデザイン性を両立させた、通り抜けできる理想の作業・車庫空間

H邸ガレージ兼農作業小屋工事 完成写真(建物正面)
全体面積 82.21㎡ 約24.86坪
ガレージ面積 30.95㎡ 車庫部分
農作業小屋面積 28.25㎡ 作業・収納空間
カーポート面積 18.98㎡ 屋根付き駐車部
自動車車庫合計 49.93㎡ 条例基準(50㎡以下)適合

2023年に新築した住宅の北側敷地に、ガレージ兼農作業小屋を増築しました。母屋の住居との行き来がスムーズでありながら、適度なプライバシーも守れるよう建物の配置を細やかに工夫しています。

小屋裏の一部は天井高2.4mを確保した収納スペースとして有効活用し、窓を設けることで明るく使い勝手も抜群です。外壁には火災に強い耐力面材とロックウール断熱材を採用し、強固で安全な建物に仕上げました。福井県特有の車庫建築規制(前面空地や出入口幅員など)やブロック塀の安全基準も綿密にクリアしています。

この増築リフォームの3つのこだわり Key Features

1

通り抜け動線と浸透スリット付き土間

シャッターを計4カ所に設置し、ガレージ内を前後どちらからも通り抜けられる快適な動線を実現。住居と車庫の間には約8mのスペースを確保し、BBQや洗濯物を干すなど、プライバシーを守りながら様々な用途で活用できる空間になっています。土間コンクリートには中央に浸透スリットを設け、2%の水勾配によって雨水が溜まらないスマートな排水設計を施しました。

2

耐力面材と断熱材による安心の防火構造

火災に強い耐力面材で建物全体の構造強度を確保。万一の火災に備えて外壁内に不燃断熱材(ロックウール)を充填し、延焼防止対策を徹底しました。屋根は南向き設計とし、冬の積雪が自然に融けやすい配慮も施しています。

3

県条例への適合とブロック塀の耐震強化

福井県建築基準条例に定められた「出入口の幅員規制(車庫面積50㎡以下への最適化)」や「前面空地1m以上の確保」を的確に満たしました。また敷地境界のブロック塀には控え壁と緊結金物を設置し、地震時の倒壊防止対策を徹底強化しています。

動画で見る施工プロセスと完成ツアー Video Tour

土間コンクリート打ちから建て方工事、構造のこだわり、そして完成までの過程を代表の竹田が動画で詳しく解説しています。サムネイルをタップしてご覧ください。

Vol.01 基礎・土間工事

車庫兼農作業小屋の土間コンクリート打ち

水勾配2%を確保しながら雨水をスムーズに排水するための「浸透スリット」の施工方法や土間打ちの様子を現場から解説します。

公開日:2024年6月27日
Vol.02 建て方・法規解説

建て方工事と車庫に関する福井県条例のポイント

福井県建築基準条例における車庫の前面空地や出入口の幅員規制など、車庫づくりで押さえるべき重要ポイントを構造躯体を見ながら解説します。

公開日:2024年7月16日
Vol.03 造作・耐火工事

耐力面材・ロックウール充填と小屋裏収納の造作

防火・耐震性能を高める耐力面材の施工や、大工さんの手仕事による小屋裏への露出階段など、内部造作のこだわりをご紹介します。

公開日:2024年7月22日
Vol.04 完成ルームツアー

ガレージ兼農作業小屋の完成お披露目ツアー

通り抜けできる4カ所のシャッター、住居との間のプライベート空間、明るい小屋裏収納など、完成した空間の全容を余すところなくご案内します。

公開日:2024年8月29日

施工写真ギャラリー Construction Gallery

法規と安全基準への適合:安心できる車庫づくりのために Building Regulations & Safety

福井県建築基準条例における車庫の3大チェックポイント

福井県では、車庫建築に関して近隣や道路の安全を守るための比較的厳しい条例が定められています。あまや製材では以下の基準を厳密に満たした設計を行っています。

  • 1. 前面空地の確保(条例第10条) 車庫の出入り口前には、車両の出し入れが安全に行えるよう、道路境界との間に「奥行き1m以上の空地」を設けることが義務付けられています。本計画でも有効1m以上を確実に確保しました。
  • 2. 自動車の出入口規制(条例第9条) 面積が50㎡を超える車庫の出入口は、幅員6m未満の道路や、交差点から5m以内の道路に面した場所への設置が制限されます。本計画では自動車車庫部分の合計面積を「49.93㎡」と精密に設計し、法令基準に適合させました。
  • 3. 他の用途部分との区画(条例第12条) 車庫と他の部屋(作業小屋等)の間仕切り壁は「準耐火構造」とし、開口部の建具も防火性能を満たす防火設備とすることで、万一の火災時の安全性を確保しています。
福井県建築基準条例(第3節 自動車の車庫および修理工場)の条文抜粋を確認する

(自動車の出入口)第9条
自動車の車庫(消防の用に供する自動車の車庫および床面積の合計が50平方メートル以下の自動車の車庫を除く。)および修理工場の敷地の自動車の出入口は、次の各号のいずれかに該当する道路に面して設けてはならない。
一 幅員6メートル未満の道路/二 道路上に設ける電車停留所、横断歩道もしくは踏切から10メートル以内の道路/三 道路の交差点または曲がり角から5メートル以内の道路

(前面空地)第10条
自動車の車庫および修理工場の自動車の出入口の前面には奥行1メートル以上の空地を設けなければならない。

(他の用途部分との区画)第12条
建築物の一部に自動車の車庫または修理工場を設ける場合は、その部分とその他の部分とを、準耐火構造とした壁または法第2条第9号の2ロに規定する防火設備で区画しなければならない。

ブロック塀の耐震安全基準と倒壊防止対策

ブロック塀は地震や強風時の倒壊を防ぐため、建築基準法施行令第62条の8で構造基準が定められています。高さが1.2mを超えるブロック塀は、一定の間隔(3.4m以内)ごとに「控え壁」を設ける必要があります。

今回の工事では、新設するブロック塀の高さは最も安全性の高い1.2m以下に抑え、既存の1.2mを超えるブロック塀には控え壁を増設し、専用の補強金物で緊結することで、自然災害時にも倒壊しない高い安全性を確保しました。

物件仕様・面積内訳 Specifications

工事種別 増築リフォーム工事(ガレージ兼農作業小屋)
施工場所 福井県大野市(母屋北側敷地)
全体面積 82.21 ㎡(約24.86坪)
ガレージ面積 30.95 ㎡
農作業小屋面積 28.25 ㎡(小屋裏収納付き・天井高2.4m)
カーポート面積 18.98 ㎡
外置き面積 4.03 ㎡
自動車車庫合計面積 49.93 ㎡(条例50㎡以下基準適合)
外部仕上げ 外壁:母屋同柄金属サイディング(一部明るい外壁材張り分け)/屋根:南向き勾配金属屋根
構造・耐火仕様 木造在来工法/外周部防火耐力面材/外壁内ロックウール断熱材充填/用途区画準耐火壁
土間コンクリート 水勾配2%確保/中央浸透スリットによる排水システム/重量物対応鉄筋配筋
外構・安全対策 有効1m以上前面空地確保/ブロック塀控え壁増設・専用補強金物緊結
大野市のあまや製材はZEHビルダー登録事業所です

あまや製材は「ZEHビルダー」登録事業所です

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