土縁のある27坪の平屋道路ではなく隣家に平行に。配棟を変えて日当たりを大きく改善しました
準防火地域の住宅密集地。道路にではなく隣家に平行なイメージで配棟したことで、暗かった敷地の日当たりが大幅に改善しました。
当初計画では既存車庫を残した建替え検討でしたが、日当たりや今後の資産価値を考慮し、汎用性の高い平屋計画となりました。5.46m角のLDKは、耐震性を担保する天然木の柱と筋交をインテリアのポイントにしています。
この住まいの3つの特徴
配棟を変えるだけで、日当たりは変わる
道路が北方向に対してほぼ45度傾いた敷地。道路に平行ではなく隣家に平行に配棟したことで、暗かった既存建物から日当たりが大幅に改善しました。
柱と筋交を、隠さず見せる
5.46m×5.46mのLDK大空間。耐震性を担保するための柱・筋交を天然木仕上げにして、インテリアのポイントとしました。
屋根を伸ばした土縁が、夏の日ざしを調整
南側には大きめの集熱窓。屋根を伸ばした土縁が夏の日射を遮ります。東側は隣家の影になるため、東窓も大きめにしました。
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サムネイルをタップすると再生します。ルームツアーに加えて、キッチンと土間収納の補足解説もご覧いただけます。
敷地を読む(配棟計画)
弊社15棟目の長期優良住宅、土縁のある27坪の平屋です。気密性能を表すC値は0.5、外皮平均熱貫流率UA値0.45、夏の日射取得率ηAC値1.7、冬の日射取得率ηAH値1.3です。
当初計画では既存車庫を残した建替え検討でしたが、準防火地域の住宅密集地であり、日当たりや今後の資産価値を考慮し、汎用性の高い平屋計画となりました。道路が北方向に対してほぼ45度傾いており、既存建物の日当たりは非常に悪く暗い家でした。道路に平行ではなく、隣家に平行なイメージで配棟し、日当たりが大幅に改善しました。
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配棟の検討。道路ではなく隣家に平行に置くことで、日当たりを確保しました。
落葉除けネット
敷地西側の神社には大きな木があり、西日を遮り都合が良いのですが、落葉が雨樋に詰まる可能性があるので、落葉除けネットを施工しました。
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雨樋に施工した落葉除けネット。西隣の神社の落葉が詰まるのを防ぎます。
外部
外観上のポイントとしては、屋根の棟ラインを一直線に通し、軒は深くしています。出来れば軒をもっと低く出来ると良いのですが、天井高さの確保を優先しました。正面のガルバリウム鋼板外壁はタテヒラとして、不陸が出ないように厚さ0.4mmを採用しました。玄関廻りは杉板鎧をアクセントとしています。
加齢配慮として玄関土間を3段にして、一段当りの高さを抑えました。平屋の為、TVアンテナの感度が悪くならないように電気引込柱を付けて対応しています。西側からは土間収納に直接入れる断熱勝手口があります。南側の隣家は接近していますが、うまく冬の日照が住宅内部に差し込むような配棟にしています。
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外観。屋根の棟ラインを一直線に通し、軒は深く。正面はガルバリウム鋼板のタテヒラ0.4mmです。
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玄関まわりは杉板の鎧貼りをアクセントに。土間は3段にして一段の高さを抑えました。
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屋根を伸ばしてつくった土縁。夏の日射を調整します。奥は西隣の神社です。
玄関・土間収納
玄関は1坪で、鏡付の玄関収納があります。その横には5帖の土間収納があり、奥行の深い固定棚と、奥行35cmの可動棚を付けました。壁面には自由に釘等が打てるようにシナベニア合板仕上げです。
LDK(5.46m角の大空間)
LDKは5.46m×5.46mの大空間。耐震性を担保するために、天然木仕上げの柱・筋交をインテリアポイントとしました。中心のカウンターキッチンの調理器前は、開放感を出すためにガラスパーテーションで仕上げました。食材や大鍋などのパントリーは大工さん作成の可動棚です。
南側には大きめの集熱窓。屋根を伸ばして土縁で夏の日射調整を行います。東側は隣家の影になるので、東窓も大きめにしました。
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5.46m角のLDK。天然木の柱と筋交をインテリアのポイントにしました。
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柱・筋交とキッチン、パントリー。
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キッチンまわり。調理器前はガラスパーテーションで開放感を出しました。
水廻り
トイレの入り口が見えにくいように、少し奥まった形で設置しました。洗面は一般的な広さですが、浴室は若干幅が広い1618サイズを採用しました。居室・水廻り共にLDKに面しているので、ヒートショックのリスクは減ると思われます。
洋室
西側に面する洋室は6帖ですが、クロゼットとの仕切りを三枚片引戸としたので広く使うことも出来ます。北側の洋室は8帖です。窓の腰壁を低めにしたので、広がりを感じやすいです。
建物の性能と仕様
👉 横にスクロールできます| 項目 | この住まいの仕様 | 補足 |
|---|---|---|
| 建物 | 新築注文住宅・平屋 | 認定長期優良住宅(あまや製材15棟目)。準防火地域の住宅密集地での建て替え |
| 断熱 | UA値 0.45 W/㎡・K | 外皮平均熱貫流率。数値が小さいほど断熱性能が高い |
| 気密 | C値 0.5 ㎠/㎡ | 相当隙間面積の測定結果。数値が小さいほど気密性が高い |
| 日射 | ηAC値 1.7(夏)/ ηAH値 1.3(冬) | 日射熱取得率 |
| 屋根材 | ガルバリウム鋼板/タテヒラ葺 | バータイプ雪止付。棟ラインを一直線に通し、軒は深く |
| 外壁材1 | ガルバリウム鋼板/タテヒラ・ロクヤマ | 正面は不陸が出ないよう厚さ0.4mmを採用 |
| 外壁材2 | 杉羽目板貼/キシラデコール塗装 | 玄関廻りは杉板鎧をアクセントに |
| サッシ | APW330防火:樹脂サッシ/ペアガラス(アルゴンLow-E) | |
| LDK | 5.46m × 5.46m | 天然木仕上げの柱・筋交をインテリアポイントに |
| キッチン | カウンターキッチン(調理器前はガラスパーテーション) | パントリーは大工造作の可動棚 |
| 玄関 | 1坪・鏡付の玄関収納/土間は3段 | 加齢配慮として一段当りの高さを抑えました |
| 土間収納 | 5帖 | 奥行の深い固定棚と奥行35cmの可動棚。壁面はシナベニア合板仕上げ |
| 浴室 | 1618サイズ | 一般的なサイズより若干幅が広いタイプ |
| 洋室 | 西側6帖(クロゼットと三枚片引戸で仕切る)/北側8帖 | 北側は窓の腰壁を低めにして広がりを演出 |
| 敷地面積 | 75.82坪 | |
| 建築面積 | 29.11坪 | |
| 施工延床面積 | 26.86坪 |
工事の記録
今回のお宅では気密・断熱工事や中間気密測定など、工程ごとに記事を作成しています。ご興味のある方は、下記の関連記事からご確認ください。
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この事例について よくあるご質問
住宅密集地でも、日当たりは良くできますか?
配棟で大きく変わります。この敷地は道路が北方向に対してほぼ45度傾いており、既存の建物は日当たりが非常に悪く暗い家でした。道路に平行ではなく、隣家に平行なイメージで配棟したことで、日当たりが大幅に改善しました。
建て替えで平屋を選ぶ理由は何ですか?
当初の計画では既存車庫を残した建替えを検討していましたが、準防火地域の住宅密集地であり、日当たりや今後の資産価値を考慮して、汎用性の高い平屋計画となりました。
「土縁(どえん)」とは何ですか?
屋根を伸ばして軒下につくった縁のことです。この住まいでは南側に大きめの集熱窓を設け、屋根を伸ばして土縁で夏の日射調整を行っています。
平屋でヒートショックは防げますか?
この住まいは居室・水廻りともにLDKに面しているので、ヒートショックのリスクは減ると思われます。断熱はUA値0.45、気密は実測でC値0.5㎠/㎡です。
土間収納はどれくらいの広さですか?
5帖です。奥行の深い固定棚と、奥行35cmの可動棚を付けました。壁面には自由に釘等が打てるようシナベニア合板仕上げとしています。西側からは土間収納に直接入れる断熱勝手口もあります。
同じような家を建てるといくらぐらいかかりますか?
ご予算やご要望、土地の条件によって変わります。あまや製材では資金計画のご相談から承っており、ご相談・お見積りは無料です。お電話・LINE・メールのいずれでもお気軽にご連絡ください。