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高気密高断熱の性能を計る数値Q値・UA値・C値、3つの指標の意味と計算式を解説

高気密高断熱と一言でいっても、どうすればその性能がわかるのでしょうか。指標となる「Q値」「UA値」「C値」という数値があり、いずれも小さいほど性能が高くなります。建築会社は数値の小ささを競い合っており、これから家を建てる際には避けて通れない数値です。

📐 性能の基礎知識 🗓️ 2017年8月公開

※本記事は2017年公開時点の情報です。その後の制度改正や仕様の変更により、現在の内容と異なる場合がございます。

※本記事は2017年公開時点の省エネ基準にもとづく解説です。国の省エネ基準はその後も改正され、現在は断熱等級6・7(UA値0.46〜0.26程度)まで新設されています。最新の断熱性能については「断熱性等級7の家」のコラムをご覧ください。

高気密高断熱の性能について

省エネ基準の移り変わり

これまでの省エネ法は、下記のように改正が重ねられてきました(福井5地域・旧Ⅳ地域の場合)。

区分S55年H4年H11年H25年
省エネ法旧省エネ新省エネ次世代省エネ—
性能表示等級2等級3等級4等級5(低炭素)/ 等級4
外皮Q値 5.2以下Q値 4.2以下Q値 2.7以下UA値 0.87以下
設備———一次エネルギー消費量

1. Q値【熱損失係数】

家の断熱性能を計る数値で、以前の次世代省エネルギー基準で使われていた値です。以前は住宅展示場でもよく用いられていましたが、最近はあまり重視されなくなりました。床面積で計算するため、平屋でも2階建てでも同じ値になります。

<計算式>
熱の逃げる量の合計(W/K)÷ 建物の延床面積(㎡)= Q値(W/㎡K)

2. UA値【外皮平均熱貫流率】

家の断熱性能を計る数値で、平成25年の基準改正で採用された値です。外皮計算を敬遠する会社も多く、窓の性能が結果に大きく関わります。

<計算式>
建物が損失する熱量(W/K)÷ 外皮面積(㎡)= UA値(W/㎡K)
外皮面積=屋根(天井)+外壁+床面積+開口部+基礎立上り+土間床

高度省エネ住宅・低炭素住宅・長期優良住宅の申請等に利用されます。詳細計算と簡易計算があり、詳細計算のほうが良い値が出やすい傾向があります。開口部(窓)の性能値がかなり重要になります。

地域区分主な地域UA値基準
1地域主に北海道0.46
2地域主に北海道、青森、岩手0.46
3地域主に青森、岩手、秋田0.56
4地域主に栃木、新潟、長野0.75
5地域首都圏、一般地(福井)0.87
6地域首都圏、一般地(福井)0.87
7地域主に九州0.87
8地域主に沖縄—

※H25年以降の次世代省エネ基準(地域区分別)

3. C値【相当隙間面積】

家の気密性能を計る数値で、気密測定によって調べることができます。現在は次世代省エネルギー基準の項目からは撤廃されています。

<計算式>
家全体にある隙間面積(㎠)÷ 建物の延床面積(㎡)= C値(㎠/㎡)

気密測定を行っている会社は少なく、大手ハウスメーカーも敬遠する傾向があります。気密工事は現場での施工精度が求められる工程です。

区分相当隙間面積延床40坪の隙間
一般的な住宅10㎠/㎡一辺36cmの正方形
次世代Ⅲ以南5㎠/㎡一辺26cmの正方形
次世代Ⅱ以北2㎠/㎡一辺16cmの正方形

※H11年基準の次世代省エネ基準

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