新築住宅と築42年の事務所エアコン・暖房を止めた後、室温はどう変わる?SwitchBotで実測しました
2024年2月に開催したK様邸の完成見学会で、SwitchBot(スイッチボット)を使って室温を測定しました。同じSwitchBotで、築42年になるあまや製材の事務所の室温も調べ、高気密・高断熱の新築住宅と断熱のない建物とで、どれだけ差が出るのかを比較しています。
※計測した日時や条件(天候・外気温など)が違うため、同条件での比較ではありません。温度の上がり方・下がり方の傾向としてご覧ください。
高気密・高断熱の新築住宅であるK様邸と、断熱のない築42年のあまや製材事務所。今回の測定条件は次のとおりです。
👉 横にスクロールできます| 項目 | K様邸 | あまや製材事務所 |
|---|---|---|
| 日時・天候 | 2月24日・晴れ | 3月8日・雨 |
| 稼働暖房器具 | AM9:00にエアコン21℃設定で稼働(1階1台・2階2台)→PM4:00に停止 | AM8:00に暖房器具稼働(ファンヒーター22℃設定・エアコン24.5℃設定・石油ストーブ)→PM6:00に停止 |
| SwitchBotの位置 | 1階リビング隣接の脱衣室/2階寝室隣接のクローゼット | エアコン下 |
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測定に使用した温湿度計「SwitchBot」(スイッチボット)。
室温の上がり方
K様邸は、2階をエアコン2台で暖めているクローゼット付近が、設定温度21℃に対し約7時間で21.9℃に到達し、その時点でエアコンが自動的に省エネモードに切り替わりました。一方、1階をエアコン1台で暖めている脱衣室付近は、同じ時間までに約18℃までしか上がりませんでした。
一方、あまや製材事務所では、暖房器具3種類(ファンヒーター・エアコン・石油ストーブ)をフル稼働させて急激に暖めています。エネルギーをかなり使っているため、光熱費がかさんでいると考えられます。
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K様邸のリビング・キッチン。1階はこのエアコン1台で暖めています。
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あまや製材事務所のエアコン。SwitchBotはこの真下に設置しました。
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あまや製材事務所のファンヒーターと石油ストーブ。エアコンとあわせて3種類を稼働しました。
室温の下がり方
K様邸は16:00にエアコン停止した時点で室温21.9℃。緩やかに室温が低下し、1時間につき約-0.6℃、17時間後の室温は12.2℃でした。エアコン停止状態17時間の間に室温が-9.7℃です。
あまや製材事務所は18:00に暖房停止した時点で室温24.3℃。最初の1時間で室温が一気に5℃マイナスになり、14時間後の室温は10.2℃でした。暖房停止状態14時間の間に室温が-14.1℃です。
断熱性のない事務所では、室内を暖める時にたくさんの暖房器具をフル稼働させる必要があります。かなりのエネルギーと費用がかかっていそうですね…そしていったん暖房を止めてしまうと室温は一気に減少し、ヒートショックが起こりやすくなると言えます。
一方、断熱性・気密性にすぐれた住宅では、一度室内の空気が暖められると、外に熱が逃げにくいため家の中の温度はなかなか下がりません。これは、家全体が魔法瓶のような構造になっているためです。グラフにあらわしてみると、室温の低下は一目瞭然でした!!
一度部屋が温まると、エアコンの自動運転で省エネモードにより室温を一定に保ってくれます。光熱費もおさえられますし、夏は涼しい風を、冬はあたたかさをキープできるというわけです。
あたたかい空気が逃げにくいということは、室内の温度差も小さいため、急激な温度変化によっておこるヒートショックを防止する効果もあります。外気の温度を断熱できるため、ダニやカビを発生しやすい結露もおさえることができます。
よくあるご質問
この比較はどのような条件で行いましたか?
2024年2月24日(晴れ)にK様邸を、3月8日(雨)にあまや製材事務所を測定しました。計測した日時や天候などの条件が異なるため、同条件での比較ではありません。温度の上がり方・下がり方の傾向としてご覧ください。
測定に使用した「SwitchBot」とはどのような機器ですか?
今回はK様邸とあまや製材事務所の両方に同じSwitchBot(スイッチボット)を設置し、同じ条件で室温を計測しました。機器の詳細は上の写真をご覧ください。
K様邸ではエアコンを止めた後、室温はどのくらいで下がりましたか?
16:00にエアコンを停止した時点で室温21.9℃でした。その後は1時間につき約-0.6℃のペースで緩やかに低下し、17時間後には12.2℃に。エアコン停止中の低下幅は-9.7℃です。
あまや製材事務所では暖房を止めた後、室温はどのくらいで下がりましたか?
18:00に暖房を停止した時点で室温24.3℃でしたが、最初の1時間で一気に5℃下がりました。その後も低下が続き、14時間後には10.2℃に。暖房停止中の低下幅は-14.1℃です。
なぜ高気密・高断熱の住宅は室温が下がりにくいのですか?
断熱性・気密性にすぐれた住宅は、一度あたためた空気の熱が外に逃げにくく、家全体が魔法瓶のような構造になっているためです。今回の実測でも、K様邸は暖房停止後の室温低下がゆるやかでした。
高気密・高断熱の家には他にどんなメリットがありますか?
室内の温度差が小さくなるため、急激な温度変化によって起こるヒートショックを防止する効果があります。また外気の温度を断熱できるため、ダニやカビの原因になる結露もおさえられます。エアコンの自動運転でも省エネモードにより室温を一定に保ちやすく、光熱費の面でもメリットがあります。