南北から出入りできる二世帯住宅来客と日常を分ける2つの出入口と、キッチンを起点にした回遊動線
南からお客様を迎え、北からご家族が農作業へ向かう。2つの出入口と、キッチンを起点にした回遊動線が特徴の二世帯住宅です。福井県大野市の工務店あまや製材が手がけた24棟目の認定長期優良住宅です。
幅7.2m×奥行5.9m、26帖のLDKは開放的な空間であり、屋根付きのイタウバデッキにつながります。キッチンとランドリールームを回遊動線でつなぎ、高齢者配慮等級3を満たした住まいです。
この住まいの3つの特徴
来客と日常を分ける、南北2つの出入口
南からはお客様を迎え、北からはご家族が農作業へ。北側は拡張予定の道路へアクセスしやすいので、家族用玄関として勝手口を設けました。南北の通風もとれます。
キッチンを起点にした回遊動線
キッチン背面の扉からランドリー・脱衣室・浴室・トイレ・土間収納へ、そのまま玄関へもつながります。高齢者等配慮対策等級3を満たしています。
照明計画にこだわった住まい
鉛直面を照らす、重心を低く光源を見せない、壁面が照らされると明るく感じる。こうした考え方にもとづいて器具を選定しました。
動画で見る
サムネイルをタップすると再生します。現地に行かなくても、26帖のLDKや回遊動線、性能の測定風景まで確認いただけます。
設計コンセプト
南北に二つの出入口を設けました。南からはお客様を迎え、北からはご家族が農作業へ向かいます。
幅7.2m×奥行5.9m、26帖のLDKは開放的な空間であり、屋根付きのイタウバデッキにつながります。キッチンとランドリールームを回遊動線でつなぎ、高齢者配慮等級3を満たした住まいです。
建物の性能と仕様
👉 横にスクロールできます| 項目 | この住まいの仕様 | 補足 |
|---|---|---|
| 建物 | 新築注文住宅・木造2階建て(二世帯住宅) | 認定長期優良住宅 Vol.24(あまや製材24棟目) |
| 耐震 | 耐震等級3 | 耐震等級の最高等級 |
| 断熱 | 断熱等級6 / UA値 0.39 W/㎡・K | 外皮平均熱貫流率。数値が小さいほど断熱性能が高い |
| 気密 | C値 0.5 ㎠/㎡ | 相当隙間面積の測定結果。数値が小さいほど気密性が高い |
| 一次エネルギー | 消費量等級6 | 設計一次エネルギー消費量 ÷ 基準一次エネルギー消費量 |
| 日射 | ηAC値 1.5 | 冷房期の平均日射熱取得率 |
| バリアフリー | 高齢者等配慮対策等級3 | キッチンとランドリールームを回遊動線でつないでいます |
| 屋根 | 東西に延びる緩い勾配 | 水平ラインを強調した外観 |
| ウッドデッキ | 幅6.3m × 奥行1.3m(イタウバ・屋根付き) | 家の中からは開放的、道路からは見えにくい配置 |
| LDK | 26帖(幅7.2m × 奥行5.9m) | タタミコーナーの段差は35cm、下に引出し収納 |
| 内装 | 杉羽目板天井/据付のテレビ台 | 天然木を適所に使い、やすらぎのある内装に |
| キッチン | リビングに対面、ダイニングには並列 | 冷蔵庫2台を設置、背面にパントリー棚 |
| 浴室 | 1.25坪タイプ | トイレは広く小便器付き。ガス衣類乾燥機「乾太くん」も採用 |
| 1階の寝室 | 9帖(アコーデオンカーテンで二室に分割可) | クローゼットから入る形状 |
| 2階 | 約23坪。二階用リビング8帖/寝室8畳/洋室7.5帖・7帖 | 二階用の手洗いに特注カウンター付の洗面ボール |
| 給湯 | エコキュート(浴室近くに設置) | 配管によるエネルギーロスを減らす配置 |
| 敷地面積 | 189.72坪 | |
| 建築面積 | 43.21坪 | |
| 施工延床面積 | 66.50坪 |
概要・外観
24棟目の長期優良住宅、南側から来客を迎え、ご家族は北側から出入りする二世帯住宅です。住居内の回遊性が高く、キッチンを中心とした家事動線が充実したすまいです。今回の計画では特に照明計画に配慮を行いました。
東西に延びる緩い勾配の屋根が、水平ラインを強調した外観としました。既存の門・塀の位置を考慮して、南側の開放する場所と閉じる場所の配棟に配慮しました。リビング前のデッキ部分は家の中からは開放的ですが、道路からは見えにくい配置となっています。
東面は適所のみに窓配置として暖冷房負荷を下げる形状です。北側は拡張予定の道路へアクセスしやすいので、家族用玄関として勝手口を設け、南北通風の窓を付けました。西側も道路面となるので窓位置を揃えて外観上の配慮を行いました。エコキュートスペースは浴室近く、配管によるエネルギーロスを減らす工夫をしました。
ウッドデッキサイズは幅6.3m、奥行1.3mで存在感を感じます。ポーチ幅も広く、大きな土縁とマッチしています。
拡大する
正面。東西に延びる緩い勾配の屋根が水平ラインを強調します。
拡大する
右前から。窓の位置をそろえて外観上の配慮を行いました。
拡大する
屋根付きのイタウバデッキ。幅6.3m×奥行1.3m。
拡大する
デッキの奥行き。家の中からは開放的、道路からは見えにくい配置です。
1F 内観
玄関から通路奥が見えにくい間取りとなっています。東側の和室は来客専用と考えており、仕切りを四枚建ての障子戸としました。お仏壇搬入のため、幅2600の掃き出し窓を設置しました。南側の集熱窓となります。
LDK全体で26帖です。今回は照明器具選定のポイントを説明します。
- 鉛直面を照らす
- 重心を低く、光源を見せない
- 全体が明るくなくても壁面が照らされると明るく感じる
- 高いところから光を浴びると活発になり、重心を低くすると落ち着きのある空間となる
- 光源が直接目に入ると眩しく感じる
ビニールクロスだけでなく天然木を内装に利用することにより、やすらぎを感じる内装となります。杉羽目板天井と据付のテレビ台を提案致しました。タタミコーナーの段差は35cm、腰掛けやすい高さで下に引出し収納を据えました。
キッチンはリビングに対面し、ダイニングには並列となります。二台の冷蔵庫を設置して、背面にパントリー棚を付けました。キッチンが家事動線の基点になるように、背面扉からランドリー・脱衣室・浴室・トイレ・土間収納へつながっています。回遊性も高く、そのまま玄関へ通路はつながっています。
このお宅も乾太くんを採用しました。浴室は1.25坪タイプです。トイレは広く小便器付きです。土間収納の壁はシナベニアで仕上げました。ご家族用の北への出口となります。1階に寝室があり、クローゼットから入る形状となっています。9帖を二室に分けて使用できるようにアコーデオンカーテンを採用しました。
拡大する
玄関。通路の奥が見えにくい間取りです。
拡大する
26帖のLDK。杉羽目板天井が空間に落ち着きを与えます。
拡大する
LDKの奥行き。幅7.2m×奥行5.9m。
拡大する
タタミコーナー。段差35cmは腰掛けやすい高さで、下は引出し収納です。
拡大する
据付のテレビ台。天然木を内装に取り入れました。
拡大する
キッチン。冷蔵庫2台を設置し、背面にパントリー棚を付けました。
拡大する
来客専用の和室。仕切りは四枚建ての障子戸です。
拡大する
ランドリー。ガス衣類乾燥機「乾太くん」を採用しました。
拡大する
浴室は1.25坪タイプ。
拡大する
広めのトイレ。小便器付きです。
拡大する
1階の寝室の入口。クローゼットから入る形状です。
拡大する
寝室は9帖。アコーデオンカーテンで二室に分けて使えます。
2F 内観
2階は全体で約23坪となります。外部からは小さく見えますが、二階用リビング・8畳寝室・7帖台の洋室が2室と、個室がたくさんあります。1階の階段付近には窓がありませんが、上部に窓を設けて光を落としています。
二階用の手洗いスペースとして特注カウンター付の洗面ボールを配置しています。二階ホールの一角をタンススペースとしました。通路部分をコンパクトにすることで、使えるスペースを多くする工夫です。
くつろぐ二階8帖のリビングスペースは、照明を壁付ブラケットのみで対応しました。寝室はクロゼットから入ります。東面のみアクセントクロスとしました。東側洋室は7.5帖、西側洋室は7帖でクローク扉は無しにしました。今回は照明計画にスポットを当ててご紹介しました。
拡大する
二階のリビングスペース8帖。照明は壁付ブラケットのみで対応しました。
拡大する
二階の手洗い。特注カウンター付の洗面ボールを配置しました。
拡大する
階段。1階の階段付近には窓がありませんが、上部から光を落としています。
拡大する
二階の洋室。東面のみアクセントクロスとしました。
この事例について よくあるご質問
出入口を南北に2つ設けたのは、なぜですか?
南からはお客様を迎え、北からはご家族が農作業へ向かうためです。北側は拡張予定の道路へアクセスしやすいので、家族用玄関として勝手口を設け、南北の通風がとれる窓も付けました。来客と日常の動線を分けられます。
回遊動線とは、どのようにつながっていますか?
キッチンが家事動線の基点です。背面の扉からランドリー・脱衣室・浴室・トイレ・土間収納へつながり、そのまま玄関へも通路がつながっています。高齢者等配慮対策等級3を満たした住まいです。
照明計画で気をつけたことは何ですか?
この住まいでは特に照明計画に配慮しました。鉛直面を照らすこと、重心を低くして光源を見せないこと、全体が明るくなくても壁面が照らされると明るく感じること、高いところから光を浴びると活発になり重心を低くすると落ち着くこと、光源が直接目に入ると眩しく感じること。これらを踏まえて器具を選定しています。
リビング前のデッキは、道路から丸見えになりませんか?
既存の門・塀の位置を考慮して、南側の開放する場所と閉じる場所を配棟で調整しました。リビング前のデッキ部分は家の中からは開放的ですが、道路からは見えにくい配置となっています。ウッドデッキは幅6.3m・奥行1.3mです。
2階はどのような構成ですか?
2階は全体で約23坪です。外部からは小さく見えますが、二階用リビング8帖、8畳の寝室、7帖台の洋室が2室と、個室がたくさんあります。二階用の手洗いスペースとして特注カウンター付の洗面ボールも配置しました。
同じような家を建てるといくらぐらいかかりますか?
ご予算やご要望、土地の条件によって変わります。あまや製材では資金計画のご相談から承っており、ご相談・お見積りは無料です。お電話・LINE・メールのいずれでもお気軽にご連絡ください。