狭小地に建つインナーガレージのある家間口9mの狭小敷地に二台用ガレージ、幅45cmの耐力壁で耐震等級3
外に出なくても車に乗れて、趣味を楽しめるインナーガレージ。間口9mの狭小敷地に二台用のガレージを設けながら、耐震等級3を確保しました。
狭小敷地ですが空間の広がりを感じる斜め天井のリビングです。杉板ドイツ貼の外壁は、水切れを良くする加工を施しました。福井県大野市の工務店あまや製材が手がけた19棟目の認定長期優良住宅です。
この住まいの3つの特徴
狭小地でも、二台用のインナーガレージ
外に出なくても車に乗れて、収納や趣味のスペースとしても使えます。背面を趣味スペースとして広く使うため、支持壁は前面のみとしました。
幅45cmの耐力壁で、耐震等級3
奥に長い形状のため東西方向の耐力壁が不足しがちでした。幅45センチでも耐力壁となるタフボードと剛床24ミリ合板を使い、耐震等級3を確保しています。
水切れを良くした、杉板ドイツ貼
玄関まわりの杉板は差込部を深く、水切れが良くなるよう加工しました。北と西面は釘の見えないスパンドレルですっきり見せています。
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サムネイルをタップすると再生します。現地に行かなくても、ガレージの使い勝手や性能の測定風景まで確認いただけます。
設計コンセプト
外に出なくても車に乗れて、趣味を楽しめるインナーガレージです。
狭小敷地ですが空間の広がりを感じる斜め天井のリビングです。杉板ドイツ貼外壁は水切れを良くする加工を施しました。
建物の性能と仕様
👉 横にスクロールできます| 項目 | この住まいの仕様 | 補足 |
|---|---|---|
| 建物 | 新築注文住宅・木造2階建て | 認定長期優良住宅 Vol.19(あまや製材19棟目) |
| 耐震 | 耐震等級3 | 耐力壁タフボード・構造用合板・剛床24ミリ合板で東西方向を補強 |
| 断熱 | UA値 0.44 W/㎡・K | 外皮平均熱貫流率。数値が小さいほど断熱性能が高い |
| 気密 | C値 0.2 ㎠/㎡ | 相当隙間面積の測定結果。数値が小さいほど気密性が高い |
| 一次エネルギー | BEIの値 0.70 | 設計一次エネルギー消費量 ÷ 基準一次エネルギー消費量 |
| 日射 | ηAC値 1.5 | 夏の日射取得率 |
| 劣化対策 | 劣化対策等級3 | |
| 敷地 | 間口9m × 奥行 約26m(奥が狭くなる狭小敷地) | 南側空地を約4.8m確保 |
| 屋根 | 正面以外は1.5寸勾配の南向き片流れ | 雪が屋根の上で溶けやすい形状 |
| 外壁 | 北・西面はスパンドレル(ガルバリウム鋼板)/玄関まわりは杉板ドイツ張り | スパンドレルは留付け釘が見えない加工。杉板は差込部を深く水切れ良く加工 |
| インナーガレージ | 二台用(電動シャッター:文化シャッター 御前様) | 発泡ウレタン充填アルミロール成型スラットで軽くて丈夫。EV用コンセント電源付き |
| 玄関まわり | ヴィンテージウッドポール3本/後付けタイプの宅配ボックス | ポールは同じ高さに施工し、奥行を感じさせます |
| 1階 | 和室(押入・コート掛け付)/リビングは杉羽目板の勾配天井 | リビング南側に幅2600の掃き出し窓 |
| 家事室 | カウンター+多目的流しの洗濯スペース | ガス衣類乾燥機「乾太くん」を採用 |
| 2階 | 幅広ホール(収納・ミニキッチン)/書斎/子供室(将来間仕切り)/寝室 | 寝室に小上がりBOX。南側窓は幅2600の冬の集熱窓 |
| 敷地面積 | 62.82坪 | |
| 建築面積 | 37.29坪 | |
| 施工延床面積 | 55.57坪 |
概要・外観
19棟目の長期優良住宅、狭小地に建つインナーガレージのある家。気密性能C値は0.2、外皮平均熱貫流率UA値0.44、夏の日射取得率ηAC値1.5です。
間口9m、敷地奥行約26mで奥が狭くなっている、狭小敷地に二台用のインナーガレージのある住宅。奥に長い建物形状となるので、南北方向の耐力壁は取りやすいのですが、東西方向が不足しがちな計画でした。東西方向の壁面を効果的にとり、耐力壁タフボードや構造用合板などで補強することにより耐震等級3となりました。
外観のポイントはスパンドレルと杉板ドイツ張りです。北と西面に採用したスパンドレルは、留付け釘が見えなくなるように加工されたガルバリウム鋼板で、すっきり見えます。玄関廻りに施工した杉板は差込部を深く、水切れが良くなるよう加工しました。玄関ポーチ前にヴィンテージウッドポール三本を同じ高さに施工しました。道路から近いのですが奥行を感じられるのでは。お留守の時にも受け取り可能、後付けタイプの宅配ボックスです。
屋根は正面以外は全て1.5寸勾配の南向き片流れとして、雪が屋根の上で溶けやすい形状としました。南側空地を約4.8m確保し、南面窓を出来るだけ大きくすることにより、冬の日照りを大きくしました。通常は西日対策として西側窓は出来るだけ小さくするのですが、敷地西側の神社の木々を望みたいというご希望により、ビューポイントには窓を設け、夏場は庇にアウターシェードを取り付ける提案を行いました。このように敷地状況の把握は計画に対して大変重要な要素となります。
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完成のようす。北と西面はスパンドレル、玄関まわりは杉板ドイツ張り。
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外観。屋根は1.5寸勾配の南向き片流れです。
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玄関。ヴィンテージウッドポール三本を同じ高さに施工しました。
インナーガレージ部
インナーガレージのメリットは外に出なくても車に行けるというだけではなく、収納や趣味のスペースとしても利用できるという面ではないでしょうか。反面、耐震性が悪くなったり、防火上の規制などからコストアップしたりすることがデメリットとなります。
今回のガレージも背面を趣味スペースとして広く使いたいオーダーで、支持壁は前面のみとなりました。そこで幅45センチでも耐力壁となるタフボードや剛床24ミリ合板を利用して耐震等級3を確保しました。豆知識ですが、ガレージと住宅部分の間仕切りについては、防火上有効な準耐火構造の壁にすることが必要です。注意しましょう。
また、外物置的な要素もありますので、大工造作の棚類をタイヤなど置く物に合せて設置しました。電動ガレージシャッターは文化シャッターの御前様、開閉時に静かで速く開きます。発泡ウレタン充填アルミロール成型スラットの採用で軽くて丈夫です。弊社では、所有車がガソリン車であっても電気自動車の充電の出来るコンセント電源設置をお勧めしています。
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インナーガレージの内部。背面は趣味スペースとして広く使えます。
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ガレージ。大工造作の棚類をタイヤなどに合わせて設置しました。
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支持壁は前面のみ。幅45センチでも耐力壁となるタフボードを使いました。
1F 内観
玄関前ポーチは奥行を長くしました。ガレージとの間にはシナベニアで仕上げた土間収納とし、コート掛け等があります。半円形の開口枠の先に、帰宅時手洗いの出来る洗面コーナーと納戸、脱衣室・浴室を併設しました。
階段前の通路幅は約1mあります。暗くなりがちな中廊下ですが、階段上の窓から光が落ちてきます。隣地に一部の空地が有りましたので、ここを和室としました。押入、コート掛け付です。和室前廊下のトイレは加齢配慮になります。
ダイニングから西側に借景用窓があり、収納やカウンターを設置しました。リビングの南側に幅2600の掃き出し窓があり、杉羽目板の勾配天井で仕上げました。南側庭部分には化粧ブロックで仕上げた花壇があります。雨水の浸透する透水平板で仕上げたので、水たまりを気にせず庭に出る事が出来ます。
キッチンとつながる家事室には、カウンターと多目的流しを併設した洗濯スペースです。ガス式乾燥機の乾太くんは、おうちでコインランドリーのような仕上がりという事で、採用率上昇中です。物干しスペースは家づくりで最も関心の高い要素ですが、これがあれば解決するかもです。
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玄関の内部。ガレージとの間はシナベニア仕上げの土間収納です。
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和室。押入とコート掛け付き。前の廊下にトイレを設け加齢配慮としました。
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リビング。南側に幅2600の掃き出し窓があります。
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キッチン。
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家事室。カウンターと多目的流しを併設した洗濯スペースです。
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杉羽目板の勾配天井。狭小敷地でも空間の広がりを感じられます。
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リビングの様子。
2F 内観
階段を上ったホールは幅広にして、収納スペース、ミニキッチンを設置しました。天然木格子造作の階段手摺がインテリアアクセントとなっています。
書斎には造り付カウンターと本棚があり、木製アングル付の棚造作は2方向から斜めにビスを打ち、しっかりした造りです。子供室は将来、間仕切る計画です。隣の屋根が窓に掛からない点は計画前に調査済みです。
寝室には小上がりBOXを施工しました。小上がり下にもフロアー施工していますので将来取り外しも可能です。南側窓は幅2600の冬の集熱窓になります。クロゼット内部には布団の収納できる中棚も付いています。
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二階ホールのミニキッチン。天然木格子造作の階段手摺がアクセントです。
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書斎。造り付カウンターと本棚を設けました。
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寝室。小上がりBOXは将来取り外しも可能です。
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子供室。将来間仕切る計画です。
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クロゼット。内部に布団を収納できる中棚が付いています。
この事例について よくあるご質問
インナーガレージをつくると、耐震性が下がりませんか?
インナーガレージのデメリットとして、耐震性が悪くなったり、防火上の規制からコストアップしたりすることがあります。この住まいでは背面を趣味スペースとして広く使いたいというオーダーから支持壁は前面のみとなりましたが、幅45センチでも耐力壁となるタフボードや剛床24ミリ合板を利用して耐震等級3を確保しました。
ガレージと住宅の間の壁に決まりはありますか?
豆知識ですが、ガレージと住宅部分の間仕切りについては、防火上有効な準耐火構造の壁にすることが必要です。注意しましょう。
狭小地でも耐震等級3は取れますか?
間口9m、敷地奥行約26mで奥が狭くなっている敷地でした。奥に長い建物形状となるので南北方向の耐力壁は取りやすいのですが、東西方向が不足しがちな計画でした。東西方向の壁面を効果的にとり、耐力壁タフボードや構造用合板などで補強することにより耐震等級3となりました。
西側の窓は西日で暑くなりませんか?
通常は西日対策として西側窓は出来るだけ小さくします。この住まいでは敷地西側の神社の木々を望みたいというご希望により、ビューポイントには窓を設け、夏場は庇にアウターシェードを取り付けるご提案を行いました。敷地状況の把握は計画に対して大変重要な要素となります。
電気自動車の充電はできますか?
弊社では、所有車がガソリン車であっても、電気自動車の充電の出来るコンセント電源設置をお勧めしています。この住まいのガレージにも備えています。
同じような家を建てるといくらぐらいかかりますか?
ご予算やご要望、土地の条件によって変わります。あまや製材では資金計画のご相談から承っており、ご相談・お見積りは無料です。お電話・LINE・メールのいずれでもお気軽にご連絡ください。