NEW CONSTRUCTION CASE / Vol.11

塗り壁の家左官職人の手仕事による風合いは、独特の魅力があります

塗り壁の家の正面外観
認定長期優良住宅 Vol.11 通気のできる塗り壁 左官仕上げ 集中換気システム 雪処理のしやすい形 2020年完成

敷地49.4坪に雪処理のしやすい頑丈な単世帯です。建物の形をシンプルな四角形をベースに計画しました。LDKのデザイン性UPになる天然木の造作を提案しました。

こだわりは通気の出来る塗り壁。左官職人の手仕事による風合いは独特の魅力があります。Withコロナ時代のワークコーナーを設置しました。

断熱性能(UA値) 0.46W/㎡・K HEAT20 G1レベル。数値が小さいほど熱が逃げにくい
気密性能(C値) 0.5㎠/㎡ この住まいで実際に測定した数値です
延床面積 36.85坪 敷地49.4坪・建築面積19.69坪
最大排気風量 490㎥/h 集中換気ルフロ。一般的な壁付換気扇の約12倍

この住まいの3つの特徴

左官職人の手仕事でつくる、通気のできる塗り壁

下地はデラクリートセメントボードシステム。仕上げは高耐久のフッ素樹脂ベルアートFに寒水石を混ぜ、左官職人が手で仕上げました。

限られた敷地でも、雪に困らない形にする

敷地は49.4坪。建物の形をシンプルな四角形をベースに計画し、屋根を雪置き場としながら雪下ろしスペースも確保しました。

掃除は一カ所だけ、ダクト式3種集中換気

排気は洗面天井に内蔵した本体1台のみ。ダクトを通るのは捨てる空気だけなので、内部の汚れが気になりません。

動画で見る

サムネイルをタップすると再生します。コロナウイルスの影響とスケジュールの都合で見学会は行わず、動画のみの公開としました。

外観の動画サムネイル

外観

左官職人が仕上げた塗り壁の外観です。

1階の動画サムネイル

1階

玄関・LDK・畳コーナー・水廻りをご案内します。

2階の動画サムネイル

2階

子供室・寝室・屋根付きバルコニーをご案内します。

集中換気システム・ルフロの動画サムネイル

集中換気システム・ルフロ

ルフロのしくみと掃除のしやすさを解説しています。

性能と外観

弊社11棟目の長期優良住宅です。49.4坪の限られた敷地に雪処理に困らない頑丈な塗り壁の家です。コロナウイルスの影響とスケジュールの都合で今回も見学会はありません。ユーチューブのみの公開です。

気密性能を表すC値は0.5・外皮平均熱貫流率UA値0.46、夏の日射取得率ηAC値1.4・冬の日射取得率ηAH値1.3・ヒート20のG1レベルとなります。裸のグラスウール初採用現場です。

屋根はブラウンの洋風瓦・外壁上の方は高耐久のフッ素樹脂ベルアートFに寒水石を混ぜて左官職人が仕上げました。外壁下の方はコンクリート製ですが天然石のような仕上りのロックパイルズを施工しました。

注目していただきたいのが、塗り壁の下地のデラクリートセメントボードシステムです。これについては、先日ブログで詳しく記事を作成したのでホームページでご確認ください。

屋根雪の処理としては屋根を雪置き場とする方法ですが、雪下ろしスペースが確保されています。外壁正面には印象的なロートアイアンを付けてデザインを整えました。施主様がアマゾンで購入したものです。塗り壁の家は久しぶりですが、シンプルな外観にはしっとりとよく似あいます。

1階 玄関・LDK・畳コーナー・水廻り

玄関が明るくなるように両袖タイプの玄関ドアを採用しました。コート掛け・ニッチ造作を付けました。玄関から階段・水廻りへ直接アクセスできる通路を提案しました。

リビングには天然木表しの化粧柱と梁を設け、キッチンカウンターを利用した印象的な小物棚をデザインしました。今回、照明計画にも少しこだわりました。DK天井高さを少し下げて間接照明とダイニングアームライトを提案しました。

コロナ対策の在宅ワークが増えてきていますので、自宅でも有線LANケーブルを利用したカウンタースペースは増えていくと思います。

縁無しの畳コーナーは35センチの段差を付けて、リビングでソファーに座った方と視線が合わせられます。下部収納は小さなお子様のおもちゃなどの収納に最適です。

水廻りへリビング側からアクセスすることもできます。トイレにはアクセントとして壁面に杉羽目板貼を施しました。洗面天井には集中型換気扇が内蔵されております。浴室は一般的な1坪サイズとしました。真横にエコキュート置き場として給湯配管が長くならないようにしています。

2階 子供室・寝室・屋根付バルコニー

階段に付ける窓は手の届く高さに付けましょう。暖かい空気は上昇するので換気にも有効です。二階にも一般的な広さのトイレを付けました。

子供室は将来、間仕切りをして2部屋と出来るように建具を二カ所付けました。西日を避けるため、西側には通風用の縦スリット窓のみ設置しました。ファミリークロークは共用収納として使えるように通路から入って寝室につながります。排気グリルは回転により排気量の調節が可能となります。

寝室はアクセントクロスを利用して落ち着きのある空間としました。掃出し窓から屋根付きのバルコニーに出入りが出来ます。バルコニーは窓を開け放しとする可能性があるので外部空間として造作しました。床にはFRP防水・壁はベルアートF・窓枠は板金納まりです。

換気システム

今回も換気システムにはダクト式3種集中換気のルフロを採用しました。コロナの影響で、施主様の換気に関する関心が高まっています。換気とは汚れた空気や湿気を室外に排出して、きれいな空気を室内に取り込む事です。

ルフロ本体が洗面天井に内蔵されており排気を行うのはこれ一台で、換気が必要な個所に付けられた排気口からダクトを通じて捨てる空気が集まってきます。つまり、掃除を行うのは一カ所のみとなり、ファンが外れるので、掃除の手間が非常に楽になります。また、ダクト内部を通るのが捨てる空気だけですのでダクト内部の汚れが気になりません。

最大排気風量は一時間当たり490㎥で一般的な壁付換気扇の約12倍、建物の大きさに合わせて17段階の風量調整が出来ます。空気の取り込みはスクエアフローから行うのですが、寒い時は上のみ空けておくことが出来ます。

換気扇は掃除や故障による交換が必要となる電気機器です。導入コスト・ランニングコスト・将来の交換コスト等、長期的なコストを考えると、今のところ、こちらが推奨となります。但し、気密性能の悪い家では計画通りの換気が出来なくなるので、気密とセットで考える必要があります。

建物の性能と仕様

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項目この住まいの仕様補足
建物新築注文住宅・単世帯認定長期優良住宅(あまや製材11棟目)
耐震耐震等級2認定長期優良住宅として取得した等級です
劣化対策等級3
省エネ等級4(HEAT20 G1レベル)
断熱UA値 0.46 W/㎡・K外皮平均熱貫流率。数値が小さいほど断熱性能が高い
気密C値 0.5 ㎠/㎡相当隙間面積の測定結果。数値が小さいほど気密性が高い
日射ηAC値 1.4(夏)/ ηAH値 1.3(冬)冷房期・暖房期の日射熱取得率
断熱材裸のグラスウールあまや製材で初めて採用した現場です
屋根材小松瓦/アピアブラウンの洋風瓦。屋根を雪置き場とし、雪下ろしスペースも確保
外壁材1デラクリートセメントボードシステム/ベルアートF(左官仕上)高耐久のフッ素樹脂に寒水石を混ぜ、左官職人が仕上げました
外壁材2貼石材/ロックパイルズNX(天然石風)外壁下部。コンクリート製ですが天然石のような仕上り
サッシエルスターS:樹脂サッシ/ペアガラス(アルゴンLow-E)
換気ダクト式3種集中換気(ルフロ)最大排気風量490㎥/h・17段階調整。本体は洗面天井に内蔵
玄関両袖タイプの玄関ドアコート掛け・ニッチ造作付。階段・水廻りへ直接アクセスできる通路
畳コーナー縁無し・段差35センチ下部は収納。ソファーに座った方と視線が合います
浴室1坪サイズ真横がエコキュート置き場。給湯配管を短くしています
バルコニー屋根付・外部空間として造作床はFRP防水/壁はベルアートF/窓枠は板金納まり
敷地面積49.4坪
建築面積19.69坪
延床面積36.85坪

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この事例について よくあるご質問

「通気のできる塗り壁」とは何ですか?

塗り壁の下地にデラクリートセメントボードシステムを使い、壁の中の湿気を通気層から逃がせるようにした構法です。仕上げは高耐久のフッ素樹脂ベルアートFに寒水石を混ぜ、左官職人が手仕事で仕上げました。

限られた敷地でも、雪の処理はできますか?

この住まいは敷地49.4坪・建築面積19.69坪です。屋根雪の処理としては屋根を雪置き場とする方法をとり、あわせて雪下ろしスペースを確保しました。屋根は小松瓦(アピア)です。

集中換気システム「ルフロ」の利点は何ですか?

排気を行う本体が洗面天井に1台だけなので、掃除は一カ所で済み、ファンが外れるため手間が楽です。ダクト内部を通るのが捨てる空気だけなので、ダクトの汚れも気になりません。最大排気風量は毎時490㎥で一般的な壁付換気扇の約12倍、17段階の風量調整ができます。

換気システムは気密性能と関係がありますか?

あります。気密性能の悪い家では計画通りの換気ができなくなるので、換気は気密とセットで考える必要があります。この住まいの実測C値は0.5㎠/㎡です。

畳コーナーはどのように使えますか?

縁無しの畳コーナーに35センチの段差を付けて、リビングでソファーに座った方と視線が合わせられるようにしました。下部収納は小さなお子様のおもちゃなどの収納に最適です。

在宅ワークのスペースは作れますか?

この住まいでは、有線LANケーブルを利用したカウンタースペースを設けました。コロナ対策の在宅ワークが増えており、こうしたワークコーナーは今後も増えていくと考えています。

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