杉板鎧貼のゼロエネルギー住宅南向きの細長敷地で、採光と南北の通風を両立させました
南向きの細長敷地である為、適度な採光の取込と南北に風が通り抜ける空間づくりを行う内外部に木を利用した住まい提案です。外壁には杉板鎧貼を採用し、日射・通風調整を行う土縁と中庭スペースを設けました。グリーン化補助金対応のゼロエネ住宅で、太陽光発電はカナディアンソーラー5.46KW、BEIの値は0.49(51%削減)です。
この住まいの3つの特徴
外壁に採用した杉板鎧貼
外壁に採用した杉板鎧貼(土壌・軒下部)。板を少しずつ重ねて張る鎧貼にキシラデコール三回塗装で仕上げ、もう一面はガルバリウム鋼板のKスパンと組み合わせています。内外部に木を利用した住まい提案の中心にある仕上げです。
日射・通風調整を行う土縁と中庭スペース
日射・通風調整を行う土縁と中庭スペース。軒の下に設けた縁を土縁といい、夏の高い日ざしは遮り、冬の低い日ざしは室内に取り込みます。南向きの細長敷地でも南北に風が通り抜けるよう、中庭とあわせて配置しました。
造作鏡を設置したカウンター洗面化粧スペース
造作鏡を設置したカウンター洗面化粧スペース。濃い木目のカウンターに角形のボウルを落とし込み、大きな造作鏡と石積み調のアクセント壁を組み合わせました。鏡のまわりには間接照明を通しています。
動画で見る
サムネイルをタップすると再生します。場所ごとに分かれているので、見たいところからご覧いただけます。
設計コンセプト 南北に風が通り抜ける細長敷地の住まい
南向きの細長敷地である為、適度な採光の取込と南北に風が通り抜ける空間づくりを行う内外部に木を利用した住まい提案としました。グリーン化補助金対応のゼロエネ住宅です。
コダワリポイントは3つあります。外壁に採用した杉板鎧貼(土壌・軒下部)、日射・通風調整を行う土縁と中庭スペース、そして造作鏡を設置したカウンター洗面化粧スペースです。
ゼロエネ住宅としての性能
この住まいはグリーン化補助金対応のゼロエネ住宅です。一次エネルギーの削減を示す■BEIの値:0.49(51%削減)となりました。
断熱性能は●UA値:0.54W/㎡・K、気密性能は測定の結果●C値:1.8㎠/㎡でした。窓は●樹脂窓エルスターS標準採用です。
太陽光発電 カナディアンソーラー 5.46KWを搭載しています。
- ※BEI:設計一次エネルギーの削減量
- ※UA値:外皮平均熱貫流率(数値少ないほど断熱性能高い)
- ※C値:相当隙間面積測定結果(数値少ないほど気密性高い)
外観 杉板鎧貼とガルバリウム鋼板の外まわり
外壁に採用した杉板鎧貼(土壌・軒下部)は、杉板鎧貼/キシラデコール三回塗装で仕上げています。もう一面はガルバリウム鋼板/Kスパン、屋根はガルバリウム鋼板/たてひらです。
杉板鎧貼(すぎいたよろいばり)は、板の下端を少しずつ重ねながら横に張っていく施工方法です。重なりが雨を外へ流すので、板の内側に水が回りにくくなります。
玄関の脇には縦長のスリット窓を設けました。掃出し窓の前は軒を深く出し、その下に日射・通風調整を行う土縁を設けています。
リビング・ダイニング 対面キッチンと化粧梁
明るい色の木の床でひと続きにまとめたリビング・ダイニングです。天井には濃い色の化粧梁を見せ、ダウンライトで照らしています。
キッチンは木のカウンターを立てた対面式で、奥は階段へつながります。右手の壁には飾り棚を二段設けました。
南側の掃出し窓からは、レースカーテン越しにやわらかい光が入ります。南北に風が通り抜ける空間づくりの中心になる場所です。
拡大する
リビング・ダイニング。木のカウンターの対面キッチンと濃い色の化粧梁。
二階部屋 腰壁の板張りと窓辺のカウンター
二階の部屋は、腰から下を白木調の板張りにしています。上は白い壁、床は濃い色の木で、落ち着いた色合いにまとめました。
窓は小ぶりの縦窓を二つ並べ、その隣にはカウンターと窓を設けています。カウンターの上にはブラケットライトを付けました。
拡大する
二階部屋。腰から下を板張りにし、窓辺にカウンターを設けました。
洗面 造作鏡を設置したカウンター洗面化粧スペース
造作鏡を設置したカウンター洗面化粧スペースです。濃い木目のカウンターに角形のボウルを落とし込み、大きな造作鏡を組み合わせました。
鏡のまわりには間接照明を通し、背面は石積み調のアクセント壁で仕上げています。カウンターの下はオープンにしています。
拡大する
造作鏡のカウンター洗面。背面は石積み調、鏡まわりに間接照明を通しました。
建物の性能と仕様
仕様と性能の一覧
👉 横にスクロールできます| 項目 | この住まいの仕様 | 補足 |
|---|---|---|
| 認定区分 | ゼロエネルギー住宅(グリーン化補助金対応) | |
| 一次エネルギー | BEIの値 0.49(51%削減) | BEI:設計一次エネルギーの削減量 |
| 断熱 | UA値 0.54 W/㎡・K | 外皮平均熱貫流率(数値少ないほど断熱性能高い) |
| 気密 | C値 1.8 ㎠/㎡ | 相当隙間面積測定結果(数値少ないほど気密性高い) |
| 太陽光発電 | カナディアンソーラー 5.46KW | |
| サッシ | エルスターS・樹脂サッシ/ペアガラス(アルゴンLow-E) | 樹脂窓エルスターS標準採用 |
| 屋根材 | ガルバリウム鋼板/たてひら | |
| 外壁材1 | ガルバリウム鋼板/Kスパン | 推奨仕様のロクヤマとは別の製品名です |
| 外壁材2 | 杉板鎧貼/キシラデコール三回塗装 | 土壌・軒下部に採用 |
| 敷地面積 | 94.17坪 | |
| 建築面積 | 28.05坪 | |
| 延床面積 | 44.27坪 |
この事例について よくあるご質問
ゼロエネ住宅とは、どのような住まいですか?
この住まいはグリーン化補助金対応のゼロエネ住宅です。太陽光発電はカナディアンソーラー5.46KWを搭載し、設計一次エネルギーの削減量を示すBEIの値は0.49、51%削減となりました。断熱性能はUA値0.54W/㎡・K、窓は樹脂窓エルスターSを標準採用しています。
杉板鎧貼の外壁は、どのように仕上げていますか?
外壁に採用した杉板鎧貼(土壌・軒下部)は、キシラデコール三回塗装で仕上げています。もう一面はガルバリウム鋼板のKスパンです。現在の推奨仕様でも、外壁はガルバリウム鋼板と杉羽目板貼(キシラデコール塗装)としています。
土縁と中庭は、何のために設けたのですか?
日射・通風調整を行うためです。軒の下に設けた縁を土縁といい、夏の高い日ざしは遮り、冬の低い日ざしは室内に取り込むことで冷房負荷を軽減します。南向きの細長敷地である為、適度な採光の取込と南北に風が通り抜ける空間づくりを行いました。
C値1.8㎠/㎡は、いまの基準ではどのくらいですか?
この住まいの気密測定の結果はC値1.8㎠/㎡でした。現在の新築では全棟で気密測定を行い、C値0.7㎠/㎡以下を保証しています。自社目標は0.3で、実際に実測C値0.1㎠/㎡を記録した住まいもあります。
2018年の事例です。いまはどのくらいの性能で建てていますか?
性能は当時より高くなっています。現在の推奨仕様は断熱等性能等級6以上、許容応力度計算による耐震等級3、気密は全棟測定でC値0.7㎠/㎡以下保証です。この住まいのUA値0.54W/㎡・K、C値1.8㎠/㎡、BEIの値0.49は2018年当時の記録です。
補助金の申請も任せられますか?
はい。この住まいはグリーン化補助金対応のゼロエネ住宅として建てました。補助金は年度ごとに制度も金額も変わりますが、申請の手続きは当社でサポートします。家づくりのご相談、間取りのプランニング、参考お見積りのご提示までは無料です。