11月29日 16坪の家の中間気密調査を行いました。
今回は、その気密調査の結果報告です。
C値の求め方
C値について改めておさらいしてみましょう。
C値とは家の気密層廻りにある隙間(外壁・天井屋根・床)の総面積を延床面積で割った値です。
隙間の総面積は現場に大風量の換気扇を設置し、実際に建物に負の圧力を掛けて測定します。
C値(㎠/㎡)=家全体の隙間の合計(㎠)/建物の延床面積(㎡)
今回の現場は平屋であり二階建と比べると床・天井屋根の比率が大きくなり
分母である延べ床面積が小さい為、値としては不利な状況となります。
以前にも紹介したC値以外の数値も特記します。
隙間特性値:n(1~2)
大きな隙間があるかを見る数値 1.5以下目標
1に近い:小さな隙間が点在している
2に近い:処理されていない大きな隙間がある
50Pa漏気回数:ACH(回/h)
一時間当たりの漏気回数 世界基準 1.5以下目標
ACH=50Pa時の確定流量/建物容積
※風速が約10m/S の時に建物にかかる圧力は 50Pa(パスカル)となります。
調査結果 C値0.6
調査結果では相当隙間面積 αA=27㎠でした。
つまり、家全体で27㎝角の隙間があるという事でした。
この物件の延床面積は正式には47.20㎡です。
C値は 27㎠ ÷ 47.2㎡ = 0.6㎠/㎡
家全体の隙間は少ないのですが、分母の延床も少ないので前回を上回る数値
とはなりませんでしたが、誇れる数値であると考えます。
尚、その他の数値は以下の通りです
隙間特性値 n 1.23 目標達成
50Pa漏気回数 ACH 1.2回/h 目標達成
ご協力頂いた職人さん方ありがとうございます。
気密要領は弊社内に浸透してきたようです
今後、更なる温熱設計計画を進めております
ご期待ください
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