屋根や外壁などは、単に美観を維持すれば良いというものではありません。
耐久性や耐食性が劣るものを採用すれば、完成後の補修が必要となり、
無駄な補修や足場などの仮設費用が掛かってしまいます。
また、雨水が侵入すると、構造躯体は早く傷んでしまいます。
部材の交換やコーキング補修のしやすい形状とし、
出来るだけメンテナンス費用の掛かりにくい選定をお勧め致します。
ガルバリウム鋼板 (SGL) |
標準採用 | 非常に高い耐食性を持ち、アルミニウム、亜鉛、 およびシリコンの合金で、鋼材にめっきされたものです。 従来の亜鉛めっき鋼板よりも、耐食性、耐久性、塗装性、溶接性、曲げ加工性などの面で優れ、外観も美しく、耐候性にも優れています。 雪国では最もメンテナンス費用の掛かりにくい材料です。 マグネシウムの防錆性能をプラスしたSGL(エスジーエル)を推奨します。 |
AT葺-2.5寸以上 | 長尺横葺 葺き上がりラインがソフトで美しく、重厚な雰囲気です。 | |
縦平葺-緩勾配 | 長尺縦葺 緩勾配に対応が可能で、シンプルなデザインも好評です。 |
小松瓦 APIA Jシリーズ |
標準採用 | 軒先Vカット仕様により、雪切れが良くなり、雨樋を傷めません。 |
4寸勾配以上 | 和瓦で雪に強いですがスマートな外観です。 | |
越前瓦 | 選択可能 | 地域ブランド認定 還元焼成で吸水率が低く、硬く滑りにくい。 |
4寸勾配以上 | 飽きの来ない優雅な銀鼠色です。 |
ガルバリウム鋼板 (SGL) |
標準採用 | 長尺施工が可能で無駄な水切りやコーキングを必要としないため正しく施工すればメンテナンス費用を抑えられます。 | ||
Kスパン | 釘頭の見えない加工をしてあります。山が高いです。 | |||
カクナミ | 釘頭は見えます。一般的な形状です。 | |||
ロクヤマ | 釘頭は見えます。意匠上Kスパンとの相性が良い。 |
木外壁 | 選択可能 | 木は自然素材であり、建物全体の雰囲気を柔らかくしてくれる効果があります。 通常の塗装やメンテナンスで、十分な耐久性が得られ、メンテナンスが比較的容易です。 |
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杉羽目板 塗装仕上 | 縦貼り さね付杉板施工。 | |||
杉板鎧張 塗装仕上 | 横貼り 板と板を重ねて施工。 |
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屋根下葺き | 標準採用 アスファルトルーフィング940 |
上下重ね | 100o以上 |
左右重ね | 250o以上 | ||
谷部・棟部重ね | 300o以上 | ||
壁面立上巻返し | 300o以上 | ||
壁面立上雨押より | 100o以上 | ||
軒裏外壁面 | 通気胴縁施工前に先張りフェルト施工 | ||
手摺壁・パラペット下地 | 壁納面に壁取り合い先張りフェルト施工 伸張シート貼付 | ||
手摺壁上端に構造用合板取付後、KSテープ貼 |
外壁防水 | 全棟通気工法 | 通気胴縁 幅45o 厚15o | |
防水紙タイベック | 上下重ね | 110o以上 | |
左右重ね | 200o以上 | ||
外壁取り合い部屋根・庇 | 先張りフェルト500施工 | ||
開口部廻り | 窓台に水切りシート300o取付 窓台コーナーに伸張シート取付 | ||
サッシ取付後三方コーキング施工 | |||
三方窓廻り防水テープ左右→上の順に取付 |
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準防火地域に建設する住宅には、多くの規制が存在します。
建築基準法や防火規則を遵守し、耐火性能を高めるために、適切な建材や設計を行うことが重要です。
準耐火地域の場合の弊社仕様の変更点は以下の通りです
屋根を不燃材料とする
標準対応 | ||
破風・鼻隠し | 特殊セメント成形板 | 指摘される場合があります |
防火構造とする 軒裏準耐火構造(30分)
ダイライト軒天30 | 換気部材無し | ダイケン | |
換気金物 | BK45 | 日本化学産業 | |
通気見切金物 | BM2-182 | 日本化学産業 | |
イーブプロテクター+イーブスベンツ | 日本住環境 |
防火構造とする 軒裏準耐火構造(30分)
ガルバリウム鋼板 | 標準対応 | ||
窯業系サイディング | 標準対応 | ||
木外壁 | 外壁下地変更 | ダイライトMS12o利用 |
準遮炎性能を有する防火設備
樹脂サッシ | 標準採用 | APW330防火窓 | Low-E 網入複層 |
樹脂 スペーサ |
アルゴンガス 封入 |
※引違窓は手動防火シャッター付 | Low-E 複層 |
樹脂 スペーサ |
アルゴンガス 封入 |
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熱還流率 1.6 W/(u・K) | YKKAP製 | ||||
外部フード | φ150以上の換気フード | 防火ダンパー付 アルミ製/防虫網付 |