HOUSING COLUMN

レジリエンス住宅とは暮らしを守る「強靭性」を3つの視点で考える

日本では大きな地震のたびに転機が訪れてきました。東日本大震災や熊本地震等の大きな震災に見舞われ、地球規模の気候変動による大型台風や洪水、強風、豪雨、豪雪などの被害も数多く報告されるようになりました。暮らしを守る住まいやライフラインにもリスクが高まり、安全に対する意識は変わりつつあります。

平成26年よりレジリエンス住宅の推進が始まりました。災害に対する備えについて調査しようと思っていた矢先のことでしたので、今回はレジリエンス住宅についてのご説明です。

🏚️ 防災・ZEH 🗓️ 2018年11月公開
住宅の自然災害対策

レジリエンスとは?

聞きなれない「レジリエンス」という言葉ですが、「強靭性」という意味です。国では今後、災害時に生き残ることを方針として、住宅だけでなく、エネルギーやインフラ、交通、情報通信、産業、医療等多岐にわたり、レジリエンス(国土強靭化)を進めていくそうです。住まいのレジリエンスは、大きく分けて3つに分かれます。

1. 平常時のレジリエンス度(免疫力)

普段の健康・安全を高める「免疫力」です。

スマートウエルネス住宅

ここでは住宅のランニングコストも重要ですが、スマートウエルネスでも取り組んでいる「健康であること」が最も重要ではないかと考えます。近畿大学・岩前教授が仰っているには、

健康に対する維持コスト(医療費)も考慮の上、断熱性の高い住宅が求められます。

2. 災害発生時のレジリエンス度(土壇場力)

災害発生時に命を護る「土壇場力」です。

地震での基礎部分破砕

まず注力すべきは耐震性です。耐震等級はもちろん、施工精度も大きく関わります。真面目にひとつずつチェックしている項目が、有事には大きく関わってきます。家具の転倒防止の工夫等もチェックしましょう。

災害は水害、風害等、何が起こるか分からないものですが、それぞれに事前に対処すべき事項があります。たとえば豪雨水害などでは、

ご家族同士の安否確認方法、避難場所の確認、非常用持出バッグ等の準備も必要です。

3. 災害後のレジリエンス度(サバイバル力)

災害後の生活を支える「サバイバル力」です。

インフラ

災害でライフラインが止まっても平常に近い生活を続けるには、水、食料、電力等の自給と省エネルギー性能が重要です。近年のスマートハウスでは、太陽光で創エネし蓄電池で蓄電するのが主流です。蓄電池の性能は最大で6キロ程度となります。

その他にも有効な手法としては、

等が考えられますが、いずれも大きな初期コストが発生します。災害後においても、断熱性の高い住宅の価値は非常に高くなります。

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