5間×5間 50坪の二世帯住宅上下階の間取りをそろえて、世帯間に生じる音に配慮しました
間口5間×奥行5間、正方形50坪の二世帯住宅です。玄関・浴室が共用となります。上下階の間取りを揃えることで、世帯間に生じる音問題に配慮しました。
土縁部に天然木イタウバのウッドデッキを採用しました。福井県大野市の工務店あまや製材が手がけた20棟目の認定長期優良住宅です。
この住まいの3つの特徴
上下階の間取りをそろえて、音に配慮
2階LDKを1階とほぼ同じ位置に。特に寝室の上には水廻りを設置しない方が無難です。階段室とLDKを扉で仕切り、階段を伝う音も軽減しました。
玄関と浴室は共用、でも気兼ねなく
洗面・脱衣室・浴室は、それぞれのリビングを通らなくてもアクセスできます。家族皆さんが気兼ねなく使えることを第一に考えました。
正方形50坪という、コスパのよい形
部資材高騰のなかコスパを重視。5間×5間の正方形は非常に効率が良く、廊下も出来るだけ省いています(ヒートショック対策にもなります)。
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サムネイルをタップすると再生します。現地に行かなくても、二世帯の間取りや性能の測定風景まで確認いただけます。
設計コンセプト
正方形50坪二世帯住宅です。玄関・浴室が共用となります。
上下階の間取りを揃える事で、世帯間に生じる音問題に配慮しました。土縁部に天然木イタウバウッドデッキを採用しました。
建物の性能と仕様
👉 横にスクロールできます| 項目 | この住まいの仕様 | 補足 |
|---|---|---|
| 建物 | 新築注文住宅・木造2階建て(二世帯住宅) | 認定長期優良住宅 Vol.20(あまや製材20棟目)。建替え |
| 耐震 | 耐震等級3 | 耐震等級の最高等級 |
| 断熱 | UA値 0.42 W/㎡・K | 外皮平均熱貫流率。数値が小さいほど断熱性能が高い |
| 気密 | C値 0.2 ㎠/㎡ | 相当隙間面積の測定結果。数値が小さいほど気密性が高い |
| 一次エネルギー | BEIの値 0.67 | 設計一次エネルギー消費量 ÷ 基準一次エネルギー消費量 |
| 日射 | ηAC値 1.7 | 夏の日射取得率 |
| 劣化対策 | 劣化対策等級3 | |
| プラン | 間口5間 × 奥行5間(正方形) | 1階に親世帯、2階に子世帯。玄関・浴室は共用 |
| 屋根 | 南側屋根を大きく、北側の勾配はきつくなりすぎないように | 南側は雪が日射で溶けやすい形状 |
| ウッドデッキ | 天然木イタウバ(南側の土縁部) | 木造船の材料にも使われてきた耐久性の高いハードウッド |
| 外構 | 道路側から見えにくい木格子/南面空地は芝生(8m以上) | 西側は防草シート上に川砂利。既存の鉄骨カーポートは残しました |
| 配置 | 建物は前面道路から8m、新設アルミカーポート柱は2.5m離す | 前面道路が4mと狭いための配慮 |
| 換気 | ダクト式3種換気(ルフロ) | 9段階中の設定3.5で、2時間で空気が入れ替わります |
| 1階LDK | 3間×3間、17.25帖(和室6帖とつながります) | 広く見せるポイントは化粧支持柱と筋交 |
| 2階 | LDK/寝室8畳/子供室(将来間仕切り予定)/共用納戸6畳分 | 2階LDKは1階とほぼ同じ位置。小さな洗面とトイレも設置 |
| 敷地面積 | 147.56坪 | |
| 建築面積 | 26.36坪 | |
| 施工延床面積 | 51.41坪 |
概要・外観
20棟目の長期優良住宅、間口5間×奥行5間、50坪の二世帯住宅、正方形で非常に効率が良いです。気密性能を表すC値は0.2、外皮平均熱貫流率UA値0.42、夏の日射取得率ηAC値1.7です。
部資材高騰中ですのでコスパを重視し、約50坪で二世帯住宅を計画しました。玄関、浴室は共用となり、1階に親世帯、2階に子世帯という間取りです。二世帯住宅で出来るだけ気兼ねなく暮らすには、上下階の音に対する配慮が必要となります。詳しくは後程、内部で説明いたしますが、上下階の部屋の配置は、出来るだけ合わせた方が良いでしょう。特に寝室の上には水廻りを設置しない方が無難になります。
建替えであり、既存の鉄骨カーポートは残しました。前面道路が4mで狭いので、建物は前面道路から8m、新設アルミカーポート柱は2.5m離しました。南側屋根を大きく雪が日射で溶けやすくして、北側屋根の勾配もきつくなりすぎないようにしました。
南側土縁部にブラジル原産のイタウバウッドデッキを施工しました。イタウバは木造船の材料などに使われてきたハードウッドで、耐久性に優れた材料です。道路側から見えにくいように木格子も施工しました。芝生を施工した南面空地も8m以上取れましたので、冬の日射取得が最高です。敷地西側はコスパ重視で防草シート上に川砂利施工です。普通ブロックを利用した花壇は工事中の追加工事です。エアコン室外機は全て道路から見えないところに揃えました。
ポイント
- 敷地北側は雪下ろしした雪の除雪を想定してコンクリート土間仕上げです。
- 隣地との高低差があるので現場打側溝を造り、雨水が溜まらないようにしました。
- ブロック塀の高さには倒壊防止の基準がありますので注意しましょう。
1F 内観
玄関横にシナベニヤで仕上げた土間収納を設置しました。階段下部分も一部使えるようにしています。洗面、脱衣室や浴室は二世帯で共用出来るように、それぞれのリビングを通らなくてもアクセスできます。家族皆さんが気兼ねなく使える事が第一の目的ですが、もう一つは、上下階の音問題です。吹抜けとなる階段室を伝って音が上下階に伝わるので、階段室とLDKを扉で仕切り軽減させるのです。
通路部には奥行の違う収納を設置しました。収納するものによっては浅い方が便利なケースもあるからです。床下点検口ですが、よく通る場所を避ける工夫をしました。その横にあるのが、帰宅時手洗いできる巾1200の洗面コーナー、脱衣室使用中も利用できます。換気はダクト式3種ルフロです。建物が大きいですが9段階中設定3.5で2時間で空気は入れ替わります。
LDKは3間×3間、斜め壁はありますが5.4m角のほぼ正方形、17.25帖。和室6帖とつながり、より広く使えます。広く見せるポイントは化粧支持柱と筋交です。ただし、見せ柱は省令準耐火ではNGですので注意しましょう。集熱窓として南側のガラス面を大きくしたい場合は、安価なFIX窓とすることでコスパUP。最近の設計では、キッチンレンジフード裏の棚上をルーター・LANの集中ポイントとする事が多くなってきました。
和室は片引き三枚戸で仕切る事が出来るので、宿泊される客間利用も可能になります。和室のみモジュールを変更して、通常より仏壇の奥行を大きくしてあります。廊下は出来るだけ省いてコスパUP、ヒートショックも防いで一石二鳥です。寝室の内装は共用スペースに比べ落としました。
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玄関横の土間収納。シナベニヤ仕上げです。
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玄関の内部。
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通路。奥行の違う収納を設置しました。
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帰宅時に手を洗える洗面コーナー。脱衣室使用中も使えます。
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床下点検口。よく通る場所を避けて配置しました。
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巾1200の洗面コーナー。
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1階LDK。3間×3間、17.25帖。和室6帖とつながります。
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集熱窓。南側のガラス面は安価なFIX窓でコスパを上げています。
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LDKとつながる和室。片引き三枚戸で仕切れます。
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和室の内部。モジュールを変更して仏壇の奥行を大きくしました。
2F 内観
階段室は2階LDKと扉で仕切っています。小さな洗面とトイレを設置しました。共用納戸は少し変形ですが、階段を囲う様に設置し6畳分のスペースがあります。2階LDKは、1階とほぼ同じ位置にあるので音に対してベターな案となります。
木造住宅の上下階の振動音は完全に止める事は出来ませんが、次のような方法で程ほどの防音となります。
- 2階床と1階天井を分かれた構造にする
- 間に吸音材として断熱材を施工する
- 出来れば質量の重い材料を入れる
防音性能は2乗に反比例して難しくなるので、コストの掛けすぎには注意しましょう。
寝室は8畳ですがクロークはありません。通路を通って共用納戸を利用します。二階を回遊できますし、トイレも近くにあり、便利です。子供室は将来、間仕切る予定となります。構造上、この壁は外せませんでした。東側窓は外観のアクセントにしたかったので、FIX-縦辷出し窓を提案しました。
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2階LDKの入口。階段室と扉で仕切り、音を軽減しています。
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共用納戸。階段を囲うように設置し6畳分のスペースがあります。
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2階LDK。1階とほぼ同じ位置にあり、音に配慮しています。
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2階LDKの全体。
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2階LDKのキッチン。
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2階の寝室8畳。収納は通路を通って共用納戸を利用します。
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子供室。将来間仕切る予定です。東側窓はFIX-縦辷出し窓。
この事例について よくあるご質問
二世帯住宅で、上下階の音はどう抑えますか?
まず上下階の部屋の配置を出来るだけ合わせることです。特に寝室の上には水廻りを設置しない方が無難です。この住まいでは2階LDKを1階とほぼ同じ位置にしています。木造住宅の上下階の振動音を完全に止めることは出来ませんが、2階床と1階天井を分かれた構造にする、間に吸音材として断熱材を施工する、出来れば質量の重い材料を入れる、といった方法で程ほどの防音になります。防音性能は2乗に反比例して難しくなるので、コストの掛けすぎには注意しましょう。
階段からも音は伝わりますか?
吹抜けとなる階段室を伝って音が上下階に伝わります。この住まいでは階段室とLDKを扉で仕切ることで軽減させています。
玄関やお風呂は世帯で分けますか?
この住まいでは玄関と浴室を共用としました。洗面・脱衣室・浴室は、それぞれのリビングを通らなくてもアクセスできる配置です。家族皆さんが気兼ねなく使えることが第一の目的です。
50坪の二世帯住宅で、コストはどう抑えましたか?
部資材高騰中でしたのでコスパを重視しました。間口5間×奥行5間の正方形は非常に効率が良く、廊下は出来るだけ省いています(ヒートショックも防いで一石二鳥です)。集熱窓として南側のガラス面を大きくしたい場合は、安価なFIX窓とすることでコスパが上がります。敷地西側は防草シート上に川砂利施工としました。
ウッドデッキの材料は何ですか?
南側の土縁部にブラジル原産のイタウバのウッドデッキを施工しました。イタウバは木造船の材料などに使われてきたハードウッドで、耐久性に優れた材料です。道路側から見えにくいように木格子も施工しました。
同じような家を建てるといくらぐらいかかりますか?
ご予算やご要望、土地の条件によって変わります。あまや製材では資金計画のご相談から承っており、ご相談・お見積りは無料です。お電話・LINE・メールのいずれでもお気軽にご連絡ください。