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5間×5間 50坪の二世帯住宅完成 2022年の新築事例

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〒912-0021 福井県大野市中野3-8-1

5間×5間 50坪の二世帯住宅27 tsubo one-story house with earthen edge

ルームツアー

      

バーチャル見学会

      

気密検査

      

設計コンセプト
正方形50坪二世帯住宅です。玄関・浴室が共用となります。
上下階の間取りを揃える事で、世帯間に生じる音問題に配慮しました。
土縁部に天然木イタウバウッドデッキを採用しました。


認定長期優良住宅

  • 建物の性能


■耐震等級3
■劣化対策等級3

●UA値:0.42W/㎡・K
●nAC値:1.7
●BELの値:0.67
●C値:0.2㎠/㎡

※UA値:外皮平均熱還流率(数値少ないほど断熱性能高い)
※nAC値:冷房期の日射熱取得率
※BELの値:設計一次エネルギー消費量/基準一次エネルギー消費量
※C値:相当隙間面積測定結果(数値少ないほど気密性高い)


概要・外観

20棟目の長期優良住宅、間口5間×奥行5間、50坪の二世帯住宅、正方形で非常に効率が良いです。
気密性能を表すC値は0.2 
外皮平均熱貫流率UA値0.42 
夏の日射取得率ηAC値1.7
部資材高騰中ですのでコスパを重視し、約50坪で二世帯住宅を計画しました。
玄関、浴室は共用となり、1階に親世帯、2階に子世帯という間取りです。

二世帯住宅で出来るだけ気兼ねなく暮らすには、上下階の音に対する配慮が必要となります。
詳しくは後程、内部で説明いたしますが、上下階の部屋の配置は、出来るだけ合わせた方が良いでしょう。
特に寝室の上には水廻りを設置しない方が無難になります。

建替えであり、既存の鉄骨カーポートは残しました。
前面道路が4mで狭いので、建物は前面道路から8m、新設アルミカーポート柱は2.5m離しました。
南側屋根を大きく雪が日射で溶けやすくして、北側屋根の勾配もきつくなりすぎないようにしました。

南側土縁部にブラジル原産のイタウバウッドデッキを施工しました。
イタウバは木造船の材料などに使われてきたハードウッドで、耐久性に優れた材料です。
道路側から見えにくいように木格子も施工しました。
芝生を施工した南面空地も8m以上取れましたので冬の日射取得が最高です。

敷地西側はコスパ重視で防草シート上川砂利施工です。
普通ブロックを利用した花壇は工事中追加工事です。
エアコン室外機は全て道路から見えないところに揃えました。

●ポイント
敷地北側は雪降ろしした雪の除雪を想定してコンクリート土間仕上げです。
隣地との高低差があるので現場打側溝を造り雨水が溜まらないようにしました。
ブロック塀の高さには倒壊防止の基準がありますので注意しましょう。


5間×5間 50坪の二世帯住宅の施工完了の様子

5間×5間 50坪の二世帯住宅のイタウバウッドデッキ

5間×5間 50坪の二世帯住宅の目隠しの木格子

1F 内観

玄関横にシナベニヤで仕上げた土間収納を設置しました。階段下部分も一部使えるように
洗面、脱衣室や浴室は二世帯で共用出来るように、それぞれのリビングを通らなくてもアクセスできます。
家族皆さんが気兼ねなく使える事が第一の目的ですが、もう一つは、上下階の音問題です
吹抜けとなる階段室を伝って音が上下階に伝わるので、階段室とLDKを扉で仕切り軽減させるのです

通路部には奥行の違う収納を設置しました。収納するものによっては浅い方が便利なケースもあるからです
床下点検口ですが、よく通る場所を避ける工夫をしました。
その横にあるのが、帰宅時手洗いできる巾1200の洗面コーナー 脱衣室使用中も利用できます
換気はダクト式3種ルフロです。建物が大きいですが9段階中設定3.5で2時間で空気は入れ替わります。

LDKは3間×3間 斜め壁はありますが5.4m角のほぼ正方形 17.25帖 和室6帖とつながり、より広く使えます
広く見せるポイントは化粧支持柱と筋交です。 但し、見せ柱は省令準耐火ではNGですので注意しましょう
集熱窓として南側のガラス面を大きくしたい場合は、安価なFIX窓とすることでコスパUP
最近の設計ではキッチンレンジフード裏の棚上をルーター・ラン集中ポイントとする事が多くなってきました。
和室は片引き三枚戸で仕切るる事が出来るので宿泊される客間利用も可能になります。
集熱窓として南側のガラス面を大きくしたい場合は、安価なFIX窓とすることでコスパUP
和室のみモジュール変更して、通常より仏壇の奥行を大きくしてあります。

廊下は出来るだけ省いてコスパUP ヒートショックも防いで一石二鳥です。
寝室の内装は共用スペースに比べ落としました

5間×5間 50坪の二世帯住宅の玄関土間収納

5間×5間 50坪の二世帯住宅の玄関内部

5間×5間 50坪の二世帯住宅の廊下

5間×5間 50坪の二世帯住宅の帰宅時の洗面コーナー

5間×5間 50坪の二世帯住宅の床下点検口

5間×5間 50坪の二世帯住宅の1200幅の洗面コーナー

5間×5間 50坪の二世帯住宅の1階LDKの様子

5間×5間 50坪の二世帯住宅1階LDKの大きな窓

5間×5間 50坪の二世帯住宅の1階LDKの繋がる和室

5間×5間 50坪の二世帯住宅の和室内部


2F 内観

階段室は2FLDKと扉で仕切っています。
小さな洗面とトイレを設置しました。
共用納戸は少し変形ですが階段を囲う様に設置し6畳分のスペースがあります。

2階LDKは、1Fとほぼ同じ位置にあるので音に対してベターな案となります。
木造住宅の上下階の振動音は完全に止める事は出来ませんが、

・2階床と1階天井を分かれた構造にする
・間に吸音材として断熱材を施工する
・出来れば質量の重い材料を入れる

等で程ほどの防音となります。
防音性能は2乗に反比例して難しくなるのでコストの掛けすぎには注意しましょう。

寝室は8畳ですがクロークはありません。
通路を通って共用納戸を利用します。
二階を回遊できますし、トイレも近くにあり、便利です。

子供室は将来、間仕切る予定となります。
構造上、この壁は外せませんでした。
東側窓は外観のアクセントにしたかったので FIX-縦辷出し窓を提案しました。

5間×5間 50坪の二世帯住宅の二階LDKの入り口

5間×5間 50坪の二世帯住宅2階の共用納戸

5間×5間 50坪の二世帯住宅の二階LDK

5間×5間 50坪の二世帯住宅の2FのLDKの全体の様子

5間×5間 50坪の二世帯住宅の2FLDKのキッチン

5間×5間 50坪の二世帯住宅の2Fの寝室

5間×5間 50坪の二世帯住宅2階の子供部屋


物件仕様

敷地面積 147.56坪 建築面積 26.36坪 施工延床面積 51.41坪