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想う家を叶う家へ 福井県大野市鰍まや製材

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構造図の徹底チェックstructural drawing


業務をしていて最も時間をかけるものの一つに構造図チェックがあります。
意匠設計と構造計画の分業化が進んだ結果、基本を理解したものならまさか!
と思う、危ない計画もあると考えられます。
その為、プレカット業者にお任せにせず、丁寧に構造図チェックを行います。
ポイントを絞って通常チェック項目をご説明致します。

1.壁・柱直下率

まず、壁・柱直下率チェック図を作成し、上下階のノリを確認します。
直下率とは2階に存在する柱や壁に対し、どの程度真下の1階に柱や壁がどの程度あるか?
を示す指標であり、法制度はなされていませんが、近年重要度が増しています。


2.耐力壁配置計画

直下率を確認しながら上下階のブロック区画を確認します。
枠組壁工法(ツーバイフォー工法)等には耐力壁線の規定があり、耐力壁線に囲まれた面積は40u以下、開口部の幅は4mかつ耐力壁線の3/4以下などと定めているが、軸組工法でも参考にしております。
また、福井県高耐震基準による所要耐力壁の量(雪に強い家づくりの手引き)を当社標準基準としており、計算値が耐震等級2とほぼ同様であることから、地震と雪に強い住宅となります。


3.母屋伏・小屋伏

荷重の流れを意識しながら上から確認をしていきます。
屋根の形状、勾配等、立面図と照らし合わせてチェックします。
母屋の継手位置が揃っていると大きな力が加わった時に屋根が亀裂する恐れがあります。
斜線制限などが厳しい場合や、瓦割りを行っている場合などは軒、ケラバの出寸法を納まりに注意して確認します。


4.二階床伏

二階床伏は構造上最も重要な部位なのでチェック項目は多くなります。
直下率に照らし合わせて梁の掛け方を確認します。
柱や梁の荷重がたくさん架かる梁は大きくたわむ為、出来るだけ荷重を避ける工夫が必要となります。
梁の継手位置は支点がどこにあるのかを確認する必要があります。
床開口、吹抜等を設ける場合は床構面の強度が弱まるため、補強対策が必要です。
梁メンバーは自重が大きくなりすぎず、意匠上も問題のないような計画チェックも重要です。


5.土台伏

設備配管と構造材が干渉しないか注意します。
内部仕上げが真壁か大壁かにより壁下地寸法を確認しながらチェックします。
和室を配置する場合は畳厚による段差の調整が必要となります。
床断熱材の納めも注意しながらチェックします。


6.基礎図

配筋計画は瑕疵保障、計算書などの基準に従っているか?
土間スラブの範囲や内部基礎梁位置は適切か?
人通口位置は土台継手位置を外しているか?
床下点検の出来ないところはないか?
アンカーボルト、ホールダウン配置、打増土間寸法と高さの確認、立上基礎振り分寸法、玄関、勝手口ドアのアングルしゃくり納め等の確認。


7.矩計図

プレカット図に「階高」の表示がある場合、通常は構造躯体の階高を示しています。
1階階高=土台天端〜胴差天端、2階階高=胴差天端〜軒高、天井高さ、床下空間、材料寸法などを確認し、正しいか確認します。
断熱仕様や軒先納め等も転記して、現場で混乱しないようにチェックします。


8.構造上特に注意が必要なプラン


大スパン 4.5m以上の大スパンにより、床梁に集中荷重がかかっている
バルコニー 跳ね出しバルコニーを支える架構に不具合のあるもの
大きな吹抜 吹抜が架構上の問題となるもの
大開口 2間以上の大開口の上部に集中過重がかかるもの
セットバック 2階外壁がセットバックしているもの
オーバーハング 2階外壁がオーバーハングしているもの
スキップフロア 2階床面に段差のあるもの