エアコンやエコキュート等に用いられているヒートポンプは、
省エネやCO2削減効果が期待されています。
今回は仕組みや注意する点を確認していきます。
普及されているヒートポンプは圧縮式と呼ばれ、
外気を圧縮したり膨張させたりすることで、
熱を冷媒に移動させることにより、温めたり冷やしたりします。
ポイントは外気の熱を利用する点にあり、うまく効率を高めると、
その投入エネルギーよりも大きな熱エネルギーを取り出すことが出来ます。
電熱線でお湯を沸かす電気温水器とエコキュートの違いがこれにあたり、
一般的には電気温水器の電気料金はエコキュートの3~4倍と言われています。
ヒートポンプ技術は国が取り組むエネルギー施策の一つでもあり、
特に家庭用エアコンの効率は年々向上しています。
投入エネルギー(電力)に対して取り出せる熱エネルギーの比を「COP」と呼び、
家庭用エアコン等ではCOPが6以上のものも出てきています。
電気エネルギーから直接、熱を得る電気ストーブの約6倍効率が良いとも言えます。
また、温熱と冷熱の両方を利用できる技術であり、
冷蔵庫や乾燥機などの省エネ家電にもこの技術が利用されています。
ヒートポンプは省エネ効率が高く暖房・冷房に利用可能で、国の施策に合う為、
現在の補助事業はヒートポンプ利用がスタンダードとなっています。
費用対効果を上げるためにも設置位置・取付方法には十分注意して利用しましょう。
今年の大雪による室外機設置の際の注意点も作成中、後日更新します。