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住宅の資産価値について

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資産価値の高い家について 2020.3.17benefit

      

株式会社あまや製材で代表をしております一級建築士 竹田稔と申します。
住宅を新築したり、リフォームしたりする際に、気にしてほしい事に資産価値があります。
資産価値とは、所有した土地や建物が何年か後、きちんとした貯蓄となりえるか?ということです。
木材などの地球の資源を使って建てた家は20〜30年くらいで壊さないで所有者が変わっても長く使いましょう。
私の知る限りでも、注文新築住宅は難しそうだから中古住宅を検討している方はたくさんいます。
それなのに、資産価値がゼロになり住まなくなった空家がどんどん増えています。
空き家となった家の所有者(多分都会に在住である子供さん)は不要な家に相続税や固定資産税を払い続けなければなりません。
世代や所有者が変わっても長く住みつづられる家が資産価値の高い家です。
一般的には築20年を目安に資産価値が0になりますが、中には資産価値が落ちにくい家というのも存在します。
どんな家が資産価値を保てるのでしょうか?

  • 土地購入の際、気を付けること
  • 住宅建築の際、気を付けること


本日はこの2つに絞って行います。


土地購入の際

立地条件は資産価値に大きく影響します。
土地購入の際に注意すべき事に境界が確定されているか?が重要です。
法務局で謄本・公図・地籍測量図が入手できますが、昔の境界はあいまいなものが多く、地籍測量図の無い土地も少なくありません。
地積測量図があれば、隣地や道路との境界が明確になりますが、ない場合には近隣の方や道路等を所有する市や県との立会確定が必要となり、地積測量図を作成登記しようとすると、多額の費用が掛かります。
土地が道路に接していない場合には建築が出来ない土地もあります。
近隣トラブルにも注意が必要です、境界や雪により近隣トラブルが発生している土地は、建築中も住み始めた後も心配が続くことになります。
災害・事故のリスクを減らすためにハザードマップもチェックして、浸水や土砂災害・なだれ等ののリスクも考慮しておくと良いでしょう。

住宅建築の際

住宅の性能といえば、耐震・耐久・断熱と言えるでしょう。
簡単に言えば、これらにお金をかける事が最大のポイントになります。
長期優良住宅・低炭素住宅等の採用すれば、これらの性能を数値化して、第三者にも性能の程度を示すことができます。
安全・安心・快適な家は、健康・災害・事故のリスクを大幅に減らすことができます。

一般的に使いやすい間取りで、大きすぎない家は、他の人も欲しい家となります。
こだわりも大事ですが、多くの住宅に関わった設計士の意見に耳を傾けてください。
正直、設計士は施主には嫌われたくないと思っていますが大事なことはきちんと伝えあって、コストを掛ける上での優先順位を間違えない様にしてください。
住宅設備に関しては交換することが前提である為、投資としては不向きです。
高機能なキッチンや浴室等の部材は故障修理の際にもコストが掛かります。
性能とは関係のないリフォームに繰り返しコストを掛ける方もいます。
継ぎはぎの増築、構造計画無視の安易な間取り変更等、コストを掛たにも関わらず建物の価値は下がります。
最も注意したいのは、確認申請を行わずに違法な増築を繰り返した家、結果的に真っ当な建設会社では手出しできなくなってしまいます。
中には、自分の家が違法建築であることを知らない施主様もいます。

外壁や屋根、構造材などには、出来るだけメンテナンス費用の掛かりにくい部資材を採用したり、防水、防露対策を入念に行うことが大切です。
しかし、メンテナンスの必要ない部資材はありません。
雨漏り・結露等、構造材に大きな影響を与える部分は、こまめなメンテナンスを行い、木材などの構造の老朽化を防ぐ必要があります。
定期的な点検と修繕費の積み立てが資産価値を守ります。

投資価値のあるリフォームとして、耐震性・断熱性を高めるいくつかの補助事業があります。
木造住宅耐震改修促進事業や長期優良化リフォーム事業、省エネ改修補助事業等です。
これらを利用することは補助金のメリットだけではなく資産価値を上げることに注目しましょう。

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