鳥取県では、国の基準を上回る県独自の省エネ基準及び補助制度があり、
高性能な省エネ住宅の普及に非常に大きな影響を与えているそうです。
2月22日・23日に『ふくい健康省エネ推進協議会』として視察に行ってきました。
とっとり健康省エネ住宅【NE-ST】ネストとはどんなものでしょうか?
【NE-ST】ネストとは
【NE-ST】ネストについての説明をうかがう為に鳥取県庁へ。
鳥取県庁では、水木しげる先生夫妻がお出迎えしてくれました。
質問会は新建ハウジング編集長の三浦氏、アンドパット社長様、YKK担当者様、
福井県庁担当者様も同席され、豪華メンバーとなりました。
ネストとは、県独自で策定した補助金で、大きなポイントが2つあります。
ポイント1 先着順とならない十分な予算措置
ポイント2 年度をまたいでも利用できる
これにより業者は安心して施主様に補助金の案内が出来るようになり、
着工時期が集中しないので職人確保がしやすくなるそうです。
また、求める断熱基準が非常に高性能です。
2025年の義務化基準が
UA値0.87に対して、最低限レベル
0.48、最高レベル
0.23となります。
欧米諸国の義務化基準
0.4程度と比較すると分かりやすいです。
国の基準では要件にない
気密性能が付加されている点も大きなポイントです。
その他、県登録の不動産事業者へ働きかけ、耐震等級や省エネ性能による
住宅等の不動産評価システムの構築をされているそうです。
なにより印象的だったのは県担当者の方の熱量です。
元々、省エネ性能などはご存じなかったそうですが、今では知識豊富で、
断熱に特化した住宅業界の方と遜色ない知識量でした。
施工事例の確認
その後に実際の施工事例の視察を行いました。
前先生がサーモカメラで撮影をすると、施工業者の福山建築様はサービス精神を発揮していました。
令和6年に完成したばかりという初のNE-ST賃貸も視察に訪れました。
賃貸は各住戸が隣接するので、住人一人当たりの外皮面積が少なく断熱上有利であり、
お試しで省エネ住宅を体感できるというメリットで近年、注目されている分野です。
株式会社あまや製材は省エネ住宅の普及に尽力したいと考えています。