【1分で読めるまとめ】
福井県大野市で新築をお考えの方へ。今、建材高騰や金利上昇で「少しでも安く建てたい」と思っていませんか?
しかし、あまや製材は「初期費用」だけでなく、住み始めてからかかる「トータルコスト」で家づくりを考えるべきだと強く推奨します。
なぜなら、低価格の住宅は、将来的に「光熱費」と「修理費」で高くつく可能性があるからです。
- 光熱費(ランニングコスト) 大野市の厳しい冬、断熱性が低い家は光熱費がかさみます。高気密・高断熱住宅は、光熱費を大幅に削減します。
- 修理費(隠れたコスト) 家が腐る最大の原因は「結露」。性能が低い家は、壁の中で「内部結露」が発生しやすく、カビや腐れが進行します。気づいた時には大規模な修理費用(数百万単位)が必要になることも。
あまや製材の「奨励仕様」である高性能住宅は、この「結露」を防ぎ、「カビ・腐れに強い家」を実現します。 これが、20年、30年後の「修理費用」を抑え、結果として「トータルコスト」を最も安くする秘訣です。
豪雪対応の設計も得意としています。 「建てて終わり」ではなく、「建てた後も豊かに暮らせる家」を一緒に考えませんか? 詳しくはこの記事で解説します。

【本文】
福井県で新築をご検討中の皆様、こんにちは。あまや製材です。
昨今、ニュースで耳にしない日はないほど、物価上昇や建材の高騰が続いています。新築にかかる費用は、数年前とは比べ物にならないほど高額になりました。
「親子ローン」を組んで二世代で返済したり、70歳を過ぎても住宅ローンが続く計画を立てたりと、資金計画に苦心されている施主様も少なくありません。 だからこそ、「少しでも安く家を建てたい」と考えるのは当然のお気持ちです。

しかし、私たち、あまや製材は、大野市という地域で長く工務店を営んできた経験から、あえて皆様にお伺いしたいのです。 「家を建てること」が、本当にゴールでしょうか?
私たちは、家は「建てて終わり」ではなく、「建てた後の暮らし」こそが本番だと考えています。 そして、その暮らしを長期的に支える「トータルコスト(生涯コスト)」を何よりも重視しています。
なぜ、あまや製材は「高性能住宅」をあえて推奨するのか?
あまや製材では、独自の「奨励仕様」を設けています。(詳しくはこちら) これは、私たちが考える「20年後、30年後も家族が安全・安心・快適に暮らせる家」の基準を定めたものです。 その核となるのが、「高気密・高断熱」といった高性能住宅の仕様です。
「高性能住宅は、初期費用が高いのでは?」 もちろん、建築時(イニシャルコスト)だけを見れば、仕様を抑えた住宅よりも費用がかかります。
1. 目に見えるコスト:「光熱費」
しかし、私たちが問題視しているのは、初期費用を抑えた結果、将来的にかさむ「2つのランニングコスト」です。

一つ目は、毎月支払い続ける「光熱費」です。 あまや製材が拠点を置く大野市は、日本有数の豪雪地域。冬の寒さは厳しく、暖房が欠かせません。
もし、断熱性や気密性が低い家を建ててしまったらどうでしょう。 冬は、暖房をつけても熱がどんどん外に逃げてしまい、足元はスースーと寒い。夏は逆に、エアコンの冷気がすぐに逃げてしまいます。 快適な室温を保つために、光熱費は毎月かさみ続けます。
高気密・高断熱の家は、例えるなら「高性能な魔法瓶」。 冬は暖かく、夏は涼しい。最小限のエネルギーで快適な室温を保てるため、月々の光熱費を大幅に削減できます。 これは、30年、40年と積み重なると、数百万円単位の差になるのです。
最大の敵は「見えないコスト」
なぜ、家は腐るのか?
そして、トータルコストを考える上で「光熱費」以上に深刻なのが、
二つ目のコスト、「修理・修繕費用」
です。
新築の家が、なぜ将来、大規模な修理を必要とするのでしょうか? その最大の原因は「水分」、特に目に見えない場所で発生する「結露」です。
木の家は素晴らしいものです。しかし、「湿気で腐ったり、カビが生えたりしないか?」という不安は、特に湿度の高い福井の気候では当然のものです。
実は、カビや木材を腐らせる菌が発生するには、「4つの条件」が揃う必要があります。
- 水分:湿気、結露、雨漏りなど
- 栄養:木材そのもの、ホコリ、汚れ
- 酸素:空気
- 温度:特に20~30℃(人が快適な温度と重なります)
このうち、木造住宅である以上「栄養(木材)」と「酸素」は常にあります。「温度」も人が暮らす以上、カビにとっても快適な温度になりがちです。
つまり、家をカビや腐れから守るために、私たちがコントロールできる唯一の、そして最大の要因は「水分」なのです。
「水分」を制する者が、家を制する
家の水分トラブルには、大きく分けて2種類あります。
1. 突発的な「雨漏り・水漏れ」 屋根や壁、窓まわりからの「雨漏り」。そして、キッチンや浴室の配管からの「水漏れ」。 これらは、あまや製材のような施工業者の確実な防水工事・配管工事と、建てた後の定期的な点検・メンテナンスで防ぐ、あるいは早期発見することが重要です。
2. 静かに進行する「結露」 最も厄介なのが、この「結露」です。
冬場に窓がびっしょり濡れる「表面結露」は、まだ目に見えるだけマシかもしれません。放っておけばカーテンや壁紙にカビが生えますが、拭き取るなどの対策ができます。
本当に怖いのは、壁の中や床下など、目に見えない場所で発生する「内部結露」です。
暖かい室内の湿った空気が、不十分な気密施工のすき間から壁の中に侵入し、外気で冷やされた壁の内部で結露する。これが「内部結露」のメカニズムです。 壁の中は、一度濡れると乾きにくい。 その結果、断熱材は濡れて性能が落ち、さらに湿った木材はカビや腐朽菌の温床となります。
気づいた時には、柱や土台が腐ってシロアリの被害にあい、家の耐震性が低下していた……。 そうなると、壁を剥がして構造材を交換するような、数百万円単位の大規模な修繕費用が必要になってしまいます。
初期費用を数十万円抑えるために家の性能を妥協した結果、20年後に数百万の修理費がかかってしまっては、トータルコストは圧倒的に高くなります。
高性能住宅が「カビ・腐れ」を防ぐメカニズム
では、どうすればこの「内部結露」を防げるのでしょうか? その答えこそが、あまや製材が「奨励仕様」として推奨する「高気密・高断熱」と「計画換気」なのです。
- 高断熱 まず、高性能な断熱材で家全体を隙間なく覆います。これにより、壁や窓の室内側の表面温度が下がりにくくなり、冬場の「表面結露」を大幅に防ぎます。
- 高気密 家のすき間を徹底的に無くします。これが「内部結露」対策の要です。すき間が無ければ、室内の湿った空気が壁の中に入り込むこと自体を防げます。
- 適切な断面構成と計画換気 高気密・高断熱の家はすき間風がないため、機械による「計画換気(24時間換気)」が必須です。 室内の湿気を含んだ空気を効率的に外に排出し、新鮮な空気を取り入れます。 また、壁や屋根の内部で湿気が万が一入っても抜けていくよう、湿気の通り道を計算した「断面構成」の設計が、プロの腕の見せ所です。
つまり、あまや製材の高性能住宅は、「光熱費を安くするため」だけにあるのではありません。 「家を結露から守り、カビや腐れを防ぎ、家の寿命を延ばす」 これこそが、将来の「修理費用」という最大のリスクを回避し、「トータルコスト」を抑えるための、最も合理的で誠実な答えだと信じています。

豪雪地域・大野市だからこその設計
あまや製材は、大野市の気候風土を知り尽くした工務店です。 高気密・高断熱は、当然ながら大野市の厳しい冬の寒さ対策に直結します。 それに加え、「奨励仕様」をベースとしながらも、お客様の暮らし方に合わせ、「雪おろしの負担をできるだけ減らしたい」といった豪雪地域ならではのご要望にも、柔軟な設計でお応えしています。
まとめ:20年後、30年後に後悔しない家づくりを
新築費用が高騰している今だからこそ、目先の「初期費用」だけで判断するのは危険です。 「安全・安心」で、「光熱費」や「修理費」といった「ランニングコストが低い」家こそが、結果的にあなたの「トータルコスト」を抑え、本当の意味での「資産」となります。
あまや製材は、大野市で「20年、30年後も、この家を建てて本当に良かった」と思っていただける家づくりを目指しています。私たちの家づくりへの想い、そして「奨励仕様」の具体的な内容については、ぜひホームページ(http://amaya-co.jp/recommended-specifications.html)をご覧いただくか、お気軽にご相談ください。 あなたの疑問や不安に、プロとしてしっかりお答えします。
