8月に見学会を予定している吹抜けのある家に天然木ウリン材を用いたウッドデッキが完成しました。
見ていた現場管理の洋介君が『カフェみたい…』と言ってました。
今回はカフェみたいなウリン材天然木デッキのご紹介です。
ハードウッド樹種について
今回採用したものも腐りに強いハードウッドと呼ばれる木材です。
以前、採用したのはセランガンバツでした。
今回、採用したのはウリンという樹種です。
ウリンについて(インドネシア産)
ウリンは海辺でじっくり時間をかけて育つので密度が非常に高く耐水性もあります。
小さな端材でもずっしりとした重さが感じられます。
ささくれも生じにくく手触りも滑らかです。
赤っぽい色はポリフェノールが含まれている為で、
これがシロアリやキクイムシなどを寄せ付けない効果があります。
半年程は色落ちがしやすく、基礎の立上げに赤い染みが付くので
施主様には十分説明をするようにしています。
色は段々、グレーの渋い色に落ち着いていきます。
硬くて重くて長持ちするのですが、運搬や施工は大変です。
柔らかい一般の木材と比べて、運搬施工費が高くなります。
水が溜まらない工夫
今回、屋根が付いていますが、デッキ材は原則、雨ざらしとなります。
水に強いからと言って木材がずっと濡れたままにしておくのは良くないので
デッキ材を空かしたり、土台上や小口隠し材に隙間が出来るような施工としました。
これはH大工さんの発案によるもので、デッキだけの事だけではなく
現場で会うと、『ここは、こうした方がいいんじゃないか?』とか、よく話し合っています
日々改良です。
木質感の高い現場
吹抜けの家にはデッキ以外にも杉鎧貼外壁・壁、天井羽目板・デザイン階段・キャットウオークなど
天然木利用の カフェみたいな造作を数多く提案しました。
めったにない機会ですので、少しでも数多くの方に観ていただきたいです。
見学会は8/22(土)23(日)の予定で、詳細は近日発表致します。