断熱性能7の家、外構工事の土間打ちの様子です。
今回のお家は人通り、車通りの多い道沿いのため、コンクリート車など大型車が入る時は道路使用許可を取得して、
交通整備や看板を出し、歩行者、車の妨げにならないよう注意、配慮しながらの作業になります。
現場では数日前から土間打ちに向けて準備が進んでいました。
《前準備》
コンクリートを流し込む部分に土留めとして型枠を設置します。
こちらはクラックタイトと呼ばれる誘発目地です。コンクリートは膨張と収縮を繰り返しています。大きい面積を一体で打った場合、乾燥して収縮した際に弱い部分にヒビが入ります。それを防ぐために小さい区画に分けてその力を分散させます。最初から遮断しておくのです。クラックタイトがコンクリートが膨張した時の逃げる場所となり、緩衝材の様な働きをしてくれます。
ワイヤーメッシュを設置します。
ワイヤーメッシュとは網目状に溶接された金網のことです。
ワイヤーメッシュの役割
【コンクリートの性質】
コンクリートは圧縮に強く、引っ張りに弱いという性質をもっています。
コンクリート単体ではすぐにひび割れを起こし崩れてしまいます。
ワイヤーメッシュを設置することで引っ張りに強くなり丈夫な「鉄筋コンクリート」になるのです。
《コンクリートを流し込む》
いよいよコンクリート車から生コンが流し込まれます。
職人さんたちが素早くコテで抑えながらならしていきます。
この流し込む作業を「打設」「打つ」と言うことからコンクリート工事を「土間打ち」と呼びます。
夏場は気温が高く乾きが早いので人数をかけてスピーディーに作業する必要があります。
また範囲が広いなど1日で終わらない場合は2日に分けて行う場合もあります。
大工さんと日程が重ならないように工程を組んだりと細かい配慮をしています。
コンクリートはデリケート
どれだけ熟練された職人さんでも季節や天候で色むらなどが起きてしまうことがあります。
それを踏まえて土間打ちのタイミングを考える必要があります。
完全に乾いたら土間打ちの完成です。
順調に完成に近づいています(^^)!