I様邸リフォーム工事現場報告

I様邸リフォーム工事現場報告

施主様要望  子供部屋を直したい。
結露でカビが生えるので改善したい。
家の中が寒い、暑いので改善したい。
LDKを開放的に。

屋上の防水直し 。(リフォーム後にメンテするより同時施工を提案)

原因  暑い寒いに関しては、築年数が経っているので新築時はあまり断熱が施工されていなかった。(天井のみ硬質断熱有)
RC構造に直接クロス貼り等してある為表面結露を起こしてカビが生える。
屋上の防水層は経年劣化により塗膜が剥がれていた。

工事概要  他社施工、築35年程度   断熱、防水改修工事

作業内容   屋根 アスファルト防水~塩ビシート防水(防滑性NSシートt1.5)
本屋根のみ外張り断熱共(硬質断熱材)

内部 2F子供部屋改修(天井 グラスウールァ200、壁 断熱ネオマボード張り)
1FLDK改修(壁 ネオマボード、床 フクホームエコと床暖房)
その他部分改修の為、天井未施工部分は天井裏よりグラスウール充填。
床めくらない部分は床下より吹付断熱充填。
サッシ交換しない部分は内窓(プラマード)取付

高効率給湯器交換 元々、ガスがメインだったので床暖房も兼ねるエコワンに変更。

工事期間 H28.6~年内

着工前(外観)
屋上施工前(本屋)

 

屋上施工前(下屋)

 

既存仕様はアスファルトルーフィング防水+塗膜防水

 

施行中

 

アルミ笠木外し、アルミ笠木再利用(防水層を切らない為に一度外す。)

 

下屋瓦再利用の為、一度外す。(防水層を切らさない為)

 

シート防水下地状況。入り隅出隅等補強材取付。

 

屋上シート防水前硬質断熱施工状況。(本屋のみ)

下屋は歩くのに柔らかいので取りやめとした。

 

シート防水仕上げ状況。

シート防水等防水層は除雪時にスコップで傷付けない様注意が必要。

 

瓦戻し状況。瓦繋ぎは耐腐食を考えて樹脂製とし留め付けビスはシーリング併用留めとした。

 

アルミ笠木戻し状況。

 

バルコニー既存状況(施工前)

 

新規サンルーム施工

防水層を痛めない様に柱脚は長もの面で受ける配慮とした。

給湯器交換(施工前)

 

設置前、寸法確認状況。

 

高効率給湯器エコワン設置(1台で給湯、床暖房を兼ねる)

ガス代が以前より半額以下に抑えることが出来た。

内部工事1F

1F LDK   ダイニングから見たキッチン(施工前)

 

キッチン(施工前)

 

キッチンカウンター等は再利用とする。

 

リビング(施工前)

 

解体

ダイニング~キッチン間、食器棚撤去。

 

床めくり状況。

 

造作工事(LDK)

床断熱材施工、フクフォームエコ(フクビ製)

 

床下地合板施工

 

ネオマボード施工(プラスターボード+ネオマフォーム)

 

床暖房パネル施工状況

 

階間断熱施工状況(1F天井と2F床)

 

キッチン清掃後に再取付。

 

TVボード扉交換、枠組み塗装。

 

1FLDK完成。

 

内部工事2F

2F洋室1、和室、洋室2(施工前状況)

 

解体

 

解体状況

床下地モルタルが無筋の為割れて床なりの原因となっていた。

天井既存硬質断熱は施工有、吊ボルトが屋上の冷気を伝え結露し腐食していた。

 

2F造作工事

 

壁下地、壁ネオマボード(プラスターボード+ネオマフォーム)

 

2Fネオマボード施工状況

 

2F上げ床下地

 

2F天井下地断熱、グラスウール(マグオランジュ)+防湿シート施工

 

 

2F床フロア貼り

 

2F完成状況。

基本サッシには内窓(プラマード)取付で対応した。これは外壁まで施工範囲を広げない様にする為。

 

工事全体の反省点

施行後に断熱性能が増して施工した部屋には影響が少ないがそうではない未施工部位に対しての結露が発生した。

断熱サッシを使うときの注意点として既存金属部分を露出があるとそこが弱点となる。

RC構造を断熱する場合外張り断熱をお勧めしたいが予算が大幅に増える為、内壁断熱を採用した。

その場合施工する大工さんの断熱に対する知識が必要となる(断熱欠損部が無い様に注意する)

今回、大工さんに恵まれて経験豊富な方が施工して頂いたので非常に助けられた。

 

省エネ化について電気代の省エネを考えLEDとしたがもともと蛍光灯が多かったので数パーセント程度の省エネで落ち着いた。

ガスの省エネ化は大幅に削減できたので良い勉強になりました。

施主様のご協力もあり光熱費を工事数年前から、数年後まで情報を頂き(家族構成まで細やかに)

1人当たりの年間光熱費計算したところ最盛期より31%削減されたのは良い結果だと思う。