現在、施工中の新築工事で直焚き浴槽を採用しています。
今までお住まいのお宅でも採用されており、新築でも使いたいという事でした。
ユニットバスが当たり前になり、めったに施工する事のない浴室ですので
施工の様子を報告したいと思います。
築炉ユニットの施工
昔は耐火煉瓦を利用して手作りをしていたそうですが最近では直焚き浴槽に合わせた
築炉ユニットがあり火床(燃焼室)と煙道(煙が廻る所)が分かれて施工しやすく
なっています。組み方によって焚口と掃除口、煙突位置を決める事が出来ます。
焚口の様子を見るとピザも焼けそうですね
薪を使って湯沸かしが出来るのでレジリエンス度(住宅強靭度)も高そうですね
浴槽の施工
浴槽のまたぎは洗い場から約40㎝の高さで設定します。
土間スラブの高さは通常の高さより約10㎝程度下げて施工する必要があります。
浴槽の排水は浴槽より突き出た排水パイプからバルブを回して行う必要があり
手の入る排水ピットを設けグレーチングを取り付けます。
在来浴槽の施工も15年ぶりです。壁面壁内部に水が回り込まないように
FRP防水と防湿シートを入念に施工しました。
いずれにせよ、事前の施工図の作成が必須となります。
完成後には施工写真とお施主様のご感想をアップする予定ですのでしばらくお待ちください。