インナーガレージの家 建て方を行いました。

4月29日建築吉日(なる)建て方を行いました。

長期優良住宅で耐震等級3のインナーガレージの家(地域型住宅グリーン化事業対象)です。

敷地形状は奥に長く変形敷地でしたので、設計工程は長くなりました。

建て方の様子をリポートします。
狭小敷地

資材置き場の重要度

建て方作業は大人数で行いますので駐車スペースが必要です。

また、資材には番付けがされており、資材を並べてどこに何があるのかを

すぐに見えるようにすることで作業効率が変わります。

施主様は普段から近隣の方と非常に仲良くされていて

駐車場や資材置き場を近隣の方から提供いただけたので効率の良い仕事ができました。

建て方作業に限らず整理整頓は業務効率に大きな効果がありますね

 

インナーガレージの構造計画

インナーガレージの構造計画は下部の柱や耐力壁が少なくなりがちなので難易度高めです

梁(横架材)の荷重を梁が負担する二次梁が必要となりやすいので

荷重が集中する部分の梁は大きな断面が必要となります。

地震に対する抵抗力を高くするには天井面の剛性が重要ですので

24mmの構造用合板を利用して天井が簡単に壊れないようにしています。

この説明、ちょっとわかりにくいですね

構造計画に詳しくない方でも見た目で簡単に判断することができます。

1.デコボコしておらす、整形ですっきりした形である事
2.バランス良く壁が配置されている事
3.強そうに見える事

そんな感じでチェックしてみても良いかもしれません

 

登り梁について

今回の計画では勾配天井(斜めの天井)部分があるので

登り梁の屋根構造を一部採用しています

登り梁

通常の横架材は水平なものであるのに対し登り梁は斜めに横架材を掛けたものになります

登り梁に24㎜の構造用合板を貼ると天井剛性はグッと向上しますが

梁方向の距離が2間(3640㎜)以内であり十分な床倍率が取れているので

登り梁+合板貼補強は行いませんでした。

この手法を採用すると空間的な自由度が広がるので今後取り入れていくかもしれません

天候はには恵まれませんでしたが、事故や怪我無く無事、建て方完了となりました。

ご協力いただいた職人さん、近隣の方々ありがとうございます。

また、一日お立会い頂いたお施主様、ありがとうございます。

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