建築用語のハテナ?その① GLって?

GLとは!


設計事務所・建築会社で飛び交うハテナ?の用語に
GL(ジーエル)があります。

GL ・・・・・・・・ grand line グランド ライン

その名のごとく地面の高さライン
住宅の配置と高さを決める時に必要になります。
GLには色んな設定があるので、言葉を付け加えると、

① 現況GL ・・・・・・・・ 工事前の地面の高さ

住宅を建てる敷地に対して、一番初めに確認をします。

長い物差しを持って、何もない敷地に人が立っているのを見かけたことはありませんか
敷地内の高さの違いを調べています。
その際に、基本にする箇所を決めて 「 GL 」とします。

 

 

 

② 設計GL ・・・・・・・・ 工事の計画を立てて切り盛りした、工事完了後の地面の高さ

現況の敷地の高さを調べたら
次は住宅が完成したときの地面の高さを決めます。
道路と敷地と周囲の関係など、いろいろ考えて・・・
一般的には「 GL 」は道路より高く設定します。

GL設定が低すぎると・・・ 建物の下にある「基礎」が埋まった感じに
雨水の跳ね返り
水の浸入

GL設定が高すぎると・・・ 建物の下にある「基礎」がむき出しな感じに
階段が増える
埋めるための土が必要になる

このような事にならないように考えて 「 GL 」 が設定されます。

住宅の図面には、こんな感じでかいてあります。



 

 

 

 

 

 

 

 

POINT!!

「 GL 」を決める時は、図面だけではイメージしにくいので、現地にて立会い確認することが大切です。