5月13日 建て方見学してきました

5月13日(月)に行われた建て方、見学させていただきました。

午前中はあいにく雨がぱらついていましたが、お昼過ぎには天気も回復して良いお天気になりました。

職人さんたちはテキパキと作業をされていました。
中には半袖で作業されている方もいました!職人さんたちかっこいいです。

建て方にかかわる職人さんは、大工さんはもちろんですが、それ以外にもあらゆる職人さんが携わっています。高所での作業も多いため、高所のプロ、鳶(とび)さんや、材料を職人さんに正確に届けるレッカーさん、屋根からの雨の侵入を防ぐ防水シート取り付けを行う板金屋さんなど。建て方だけでもたくさんの職人さんがかかわっていて、互いに声をかけあい的確に作業をすすめていきます。
今回は11人の職人さん+レッカーさん+社長で工事を行いました。

高い足場や屋根の骨組の間をスタスタと地面を歩くようにして進む職人さんたち、下から見ている方が冷や冷やで圧倒されました。
そして何より動きが速い!ビス打ちもバンバンこなしていました。
まさに職人技です。

鳶さん

板金屋さん

レッカーさん

そもそも建て方とはどういう事かというと、建物の主要な骨組みとなる柱・梁(はり)などを現場で組み立てていく工程のことで、最終的に一番高いところで屋根を支える棟木を取り付け(上棟)、屋根を塞ぐまでをいいます。
この工程を1日で行います。

屋根を塞ぐことで、次の工程からは雨の侵入を防ぎながら大工さんは作業することが出来るようになります。

理想としては午後3時頃までに屋根が出来上がり板で塞ぐまで出来れば板金屋さんにバトンタッチで防水紙を敷く作業(ルーフィング)を行ってもらいます。が、今回は建築面積が大きいこともあり、少し時間が長引きました。

PM4:00 屋根野地板完了まであと少し!

耐力壁

地震や台風が来た時に、建物の倒壊をふせぐための壁です。
この耐力壁の部材、耐力面材には、加わった力を壁全体に分散させる効果があります。板と違って壁全体で支えるため、壊れにくく強度が高いことから近年では多く使われています。
耐震等級3を標準としている弊社でも採用しています。

もう1つのメリットとして、面で覆うため、断熱材が満遍なく配置できるので、気密性・断熱性にも優れています。
今回初となる断熱等級7を施行します。

耐震性 天井裏に秘密あり!

地震に強い家は天井裏にも秘密が…!

ポイント 火打ち梁と合板

こちらは2階天井裏の様子です。
縦横に交差した梁に対して斜めに取り付けられた梁を「火打ち梁」といいます。
地震や台風時に建物が水平方向に揺れ(横揺れ)、変形するのを抑える効果があります。木造住宅の耐震を上げるために欠かせない部材です。こちらは鋼製の火打ち梁を使用しています。

火打ち梁と併用して天井裏に24mmの合板を配置しています。
こちらも同様に横揺れから建物を守る重要な部材になります。

地震などが発生した時に建物にかかる力をY方向・X方向それぞれ想定し、それに耐えられるように計算して火打ち梁や合板の配置を決めています。
地震大国日本で、近年でも全国で地震が多発しています。これからの住宅は地震を始め自然災害に特化したものでなければいけません。
耐震性のある家を造るうえでこの作業は非常に重要になってきます。

pm5:30
屋根が塞がり無事建て方終了となります。
今回も事故なく安全に終えることが出来て一安心です。建て方は安全第一です。
これから完成まで、大工さんをはじめたくさんの職人さんの手が加わり形になっていくのが楽しみです。

最後に、一日お立合いいただきましたお施主様、誠にありがとうございました。