塗り壁の家 中間気密調査

4月20日 塗り壁の家の中間気密調査を行いました。

この現場には初めて袋無しグラスウールを利用した現場となります。

袋無しグラスウールについては改めてコラムで説明いたします。

中間気密調査で分かる事

中間気密調査では圧力(換気扇による負圧)を掛けている間に

どこから空気が漏れているかを確認して、その場で手直しが出来ます。

その為、できれば多人数で漏気確認が出来ると望ましいです。

今回は,私(社長)と現場代理人(天谷)と大工さんで行いました。

最初はレンジフードのダクト(直径15㎝)塞ぎがされておらず圧力を弱く感じました。

これは簡易計算で176㎠の大きな穴が開いていることになります。

気密の良い住宅では圧力が掛かると体感ですぐに分かります。

その他に気になった点は、天井裏に抜ける配線が束になっていたことです。

本来は配線は一本一本丁寧に気密処理すべきものです。

この点については、電気設備店に施工方法の是正を求めます。

その他にも、ウレタンスプレーとコーキングを利用して何カ所か隙間塞ぎを行いました。

調査結果 C値0.5

調査結果では相当隙間面積 αA=63㎠でした。

つまり、家全体で8㎝×8㎝の隙間があるという事でした。

この物件の延床面積は120.9㎡です。

相当隙間面積:C値(㎠/㎡)=家全体の隙間の合計(㎠)/建物の延床面積(㎡)1.0以下目標

C値は 63㎠ ÷ 120.9㎡ = 0.5㎠/㎡

 

隙間特性値:n値(1~2)

大きな隙間があるかを見る数値 1.5以下目標

n値 = 1.31

 

50Pa漏気回数:ACH(回/h)

一時間当たりの漏気回数 世界基準 1.5以下目標

ACH値 = 1.0回/h

 

どれも目標値クリアです。

ご協力頂いた職人さん方ありがとうございます。

今後、更なる温熱計画の改良を進めていきます
ご期待ください

 

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