吹抜けのある家 建て方を行いました。

4月11日建築吉日(さだん)吹抜けのある家 建て方を行いました。

長期優良住宅の為、耐震等級2の構造計算を行っております。

南に面した大きな吹抜けのある40坪の単世帯住宅

このところ、パッシブ設計にハマっています

建て方時の段取り

建て方時の安全確認の為、当日は朝礼を行います。

施主様からの挨拶の後、準備運動をして、棟梁に建物四方清めをお願いしてから工事開始します。

当然ながらヘルメット着用は義務化しています。

今回はコロナウイルス拡散防止の為、マスク着用と手洗いの実施を行い。

お弁当は各自2m以上離れて頂きました。

火災保険・地震保険の段取りを、ご依頼頂く施主様には、保険代理店と打合せしていただきます。

14時頃に現場へ来て、お引渡しまでに保険内容を決定頂きます。

天候に恵まれ、順調な建て方となり、屋根ルーフィング施工まで完了しました。

建て方の約二週間後には床合板施工・窓取付が完了し、上棟立会を行います。


パッシブ設計とは

パッシブ設計とは冷暖房等のエネルギーを利用する設備機器に頼らず、

太陽、風、地熱などの自然を間取りや窓の工夫によって利用する設計手法です。

冬には窓から出来るだけたくさんの日射を取り込み、

夏には出来るだけ日射を遮蔽し風通しを良くする。

窓から日照をうまく取り込み、出来るだけ照明に頼らなくても明るくする

また、断熱・気密性能をアップすることもこれに該当します。

難しいのは冬と夏のバランスですが、計算ソフトの充実で検討しやすくなってきました。

南に面する大きな吹抜けはパッシブ設計の代表的なものになります。

パッシブ設計については後日詳しくコラムにします。

通し柱はドリフトピンで対応

吹抜けの迫力

吹抜け上部にある窓にはハニカムブラインドを付けて夏場遮蔽を行う予定です。

ハニカムブラインドの開閉や窓掃除のしやすさを考え、キャットウオークを設置予定です。

猫が歩けるくらいの通路ですが天然木を利用して意匠的にもポイントになります。

吹き抜け空間は一階からみても二階から見ても迫力があります。

吹抜け高さは部屋の1.5倍を超えるとあまり見え方には差がないので

二階部分の天井高さは出来るだけ低くして、部屋自体の容積を小さくする予定です。

今回も、屋根のある天然木のウッドデッキを予定しています。

今のところ、樹種が未決ですがウリン・ジャラ・セランガンバツ等のハードウッドを検討中です。

ハードウッドは色落ちして渋いグレーな色に経年変化します。

参考の為、H16年施工の経年変化したウリンデッキと先日施工したセランガンバツを撮影してきました。

先日施工のセランガンバツも色が抜けて渋みが増してきました。

施主様も『完成が楽しみで仕方ありません』 との事でした。

 

今回も事故や怪我無く無事完了出来て良かったです。

ご協力いただいた大工さん方ありがとうございます。

また、一日お立会い頂いたお施主様、ありがとうございます。