9/3 K様邸の配筋検査を受けました
長期優良住宅です。
明日にも非常に大きな台風が来るとの事で
鉄筋業者さんに急いでもらい、土間打ちを行うことが出来ました。
ここでの配筋検査は瑕疵保障による配筋検査となり、
原則的には、第三者機関による検査を受ける必要がありますが
自社社員等が講習会を受講し、現場検査員として登録されると
自主検査も可能になります。
弊社は、第三者による検査を重要視する為、自主検査はおこなっておりません。
1.配筋検査の項目について
配筋検査の主な項目は以下の様になります。
A.地盤調査
敷地の地盤判定の為に行った調査内容の報告
弊社では、主にスウェーデン式サウンディング調査を行います。
一定の荷重を掛けたスクリューポイントを回転させ、25㎝貫入するために
何かいてんするかを計測して地盤の固さを調べます。
回転貫入時の音により土質を推定し、
1棟につき原則5ポイント(四つ角と中央)の調査を行う為、
建築物としては比較的軽いとされる木造の住宅においては
十分な検査であると思われます。
地盤改良が必要な場合は、地盤補強の方法も報告義務があります。
B.基礎
ベタ基礎
根入れ 120㎜以上かつ凍結深度以深
配筋根拠 ベタ基礎配筋表・構造計算・設計者の工学的判断
底盤 シングル・ダブル配筋
スラブ厚 120㎜以上
土に接するかぶり厚 60㎜以上
布基礎
根入れ 240㎜以上かつ凍結深度以深
ベース 厚さ 150㎜以上
ベース筋 D10以上 間隔300㎜以下
土に接するかぶり厚 60㎜以上
立上り部分
地盤面からの最低高さ300㎜以上 幅120㎜以上
主筋径D13以上
縦筋D10以上 間隔300㎜以下
主筋等の重ね継手40d以上
2.長期優良の基礎
今回は長期優良住宅の基礎となる為、耐震等級2を証明する為
構造計算を行いました。
今回詳しくは説明しませんが、人通口下部の補強等
配筋方法は更に厳しくなります。
基礎は住宅の重要な部位のひとつです。
十分チェックを行い、しっかり施工致します。
本物件は9月の末の建て方予定となります。