今回は、新築の建設予定地で行われた地盤調査の様子を見学してきました。
表面波探査法とは?
地面に人工的に小さな振動(レイリー波)を発生させ、その振動が伝わる速さを測定、分析して地盤の硬さ・柔らかさを調べる調査方法です。
- 硬い地盤=振動が速く伝わる
- 柔らかい地盤=振動がゆっくり伝わる
この性質を利用して、地盤の状態を確認します。
【調査方法】
専用の起振機で地面に小さな振動を与え、検出器で振動が伝わる速さを測定します。
さらに、振動の周波数(速さ)を変えながら測定することで、浅い地盤から深い地盤までの状態を解析します。
- 速い振動(高い周波数) → 浅い地盤を調べる
- ゆっくり振動(低い周波数) → 深い地盤を調べる

速度が速い
調査ポイント
建物を建てる位置に合わせて、建物の四隅と中央の計5か所で測定を行います。si

調査中は、解析画面に測定データがリアルタイムで表示され、地盤の状態を生データでその場で確認することが出来ます。
地上から深さ12mの地点までの測定が可能です。

【表面波探査法のメリット】
- 地盤を傷つけずに調査できる
- 地盤全体を面で調査できるため、地盤のばらつきを把握しやすい
- 点で調査するスウェーデン式サウンディング試験(SS試験)に比べ、より広範囲の地盤状況を把握しやすい
- 不要な地盤改良工事を避けることでコストを抑えることができる
【データの見方】


横軸=地面に伝わる振動の速さ
縦軸=深さ(0mから12m)
白い点=観測データ ※生データ
白い点が右側にまとまって表示されるほど振動が速く伝わっていることを示し、比較的硬い地盤の可能性が高いと判断できます。
後日、地盤調査の結果が届きました。
今回の調査では、建物を支えるのに十分な地盤の硬さが確認され、地盤改良は不要という結果でした。
べた基礎で施工可能と判断され、安心して基礎工事へ進めることが確認できました。
安心して住み続けられる家づくりのために
土地にはそれぞれ異なる履歴があるため、建物を建てる前に地盤の状態をしっかり確認することが大切です。
私たちは、丁寧に地盤調査を行い、その結果をもとに安心して暮らせる住まいづくりをご提案しています。
