雪で折れた屋根が、美しく強固な瓦屋根に復活するまで
雪で折れた屋根が、美しく強固な瓦屋根に復活するまで

雪で折れた屋根が、美しく強固な瓦屋根に復活するまで

こんにちは、あまや製材です。

大雪の影響で折れてしまった屋根。
大工さんによる垂木(たるき)直しが終了し、ここからは瓦職人さんの出番です!

今回は、普段なかなか見ることのできない瓦屋根の「葺き直し」の舞台裏と「感動の職人技」をお届けします!

まずは瓦を引っかけるための下地となる「桟木(さんぎ)」という板を打ち付けていきます。この桟木には等間隔で切り込みが入っていて、雨水が溜まらずに抜けていく設計になっています。見えない場所で雨漏りなどの被害から家を守ってくれているのです。

瓦屋さんが釘を打つとき、金づちで桟木の周辺をトントンと叩いていました。「何をしているんですか?」と聞くと、なんと音の違いで下に木がある(釘を打つべき場所)のが分かるのだそう!私も一緒に聞かせてもらいましたが、微妙な変化すぎて分かりませんでした・・・!これぞ経験のなせる技です。

下地ができたら、瓦を並べる基準線を墨壺という工具を使って引いていきます。この基準線が美しい瓦屋根に仕上げるために重要になります。丁寧な下準備があるからこそ、遠くから見ても美しく見事な瓦の並びが完成するのです。

いよいよ瓦葺きスタートです。
今回の修繕工事で特に難しいのが、既存の瓦を再利用する「葺き直し」という点です。
一見、どこにどれを使っても同じように思えますが、実は元の場所に合わせて削ってあったり印がついていたりと、瓦の形は微妙に異なります。

瓦屋さんは、瓦を手に取っては相性が合うかどうかを慎重に見極めながら作業を進めていきます。
長年の経験から培われた見事な仕事ぶりに、圧倒されてしまいました。

屋根の端に位置する「裾瓦(すそがわら)」も、端のラインに合わせて削ったり、ドリルで銅線を通す穴を新たに開けたりと、その場所にピタッとはまるよう現場で微調整を繰り返します。

作業もいよいよ大詰め。私が一番気になっていた「残した瓦とのつなぎの工程」にやってきました。
通常、瓦は下から上に向かって重ねていくため、釘は上の瓦に隠れて見えなくなります。
しかし、すでに瓦がある場所に下から繋げようとすると、上の瓦が邪魔をして金づちを振るスペースがありません。
見守っていると驚きの光景が!

まずつなぎの瓦を差し込み、わずかな隙間から手を入れて釘を穴に落とします。
そして上の瓦を金づち代わりにしてトントンと叩くんです。
時には金づちを差し込み瓦ごと叩いて打ち込んだりもしていました。

なんとも大胆な職人技に感動してしまいました。
何度も同じような現場を経験し、知り尽くしているからこそ、慌てず確実に対応ができるんですね。

こうして、雪の重みで折れてしまった屋根が、見事に復活しました!
単に元通りにするだけでなく、元々より丈夫で美しく、雪にも強い屋根へと生まれ変わりました。
折れてしまった屋根に不安な日々を過ごされていたお客様にも、安心してこれからの冬も過ごしていただけるはずです。

あまや製材は、ただ直すのではなく、そのお家とそこに住むご家族のこれからの暮らしに合わせた最適な修理をご提案いたします。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です